ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー①(エアバンドや灯台放送など)の続き。
ELPA(エルパ,朝日電器)のワールドラジオ(ER-C57WR)
液晶に、1~9本の信号強度表示がある。
局の登録は、各バンド毎に100チャンネル、5バンドなので全500チャンネル。
各バンドに100も要らないので、数は充分(長波は明らかに不要)。
登録した局を呼び出すには、バンドボタンを何度か押してバンドを選択。
PAGEボタンを押してから0-9を押してページを選択。
次に0~9を押してチャンネルを選択。
・ページ:0~9=10ページ
・チャンネル:0~9=10チャンネル
これで、10×10=100チャンネルね。
購入時点では、カラ/空欄/NULLではなく、全てのチャンネルにランダムな周波数が登録されている。
見覚えのない周波数が登録されているので、精神的によくない。
チャンネルへの登録は削除できず、何かで上書きする必要がある。
先にバンドを選択する必要があるので、1ページ内に異なるバンドの局を登録することはできない。
あるバンドでNページ目を選択した状態でバンドを他に移ると、そのバンドでもNページ目が選択されている。
エアバンドで2ページ目を選択した状態でAMに移ると、AMも2ページ目となっている。
全バンドで2ページ目への登録があればよいが、1ページのみのバンドがあれば、意味のない2ページ目が選択され不便。
通常使用の場合、AMやFMは1ページだけ(=10局)で充分だろう。
短波やエアバンドは、2ページ目以降を使うかもしれない。
この場合、短波やエアバンド→AMやFMに移った時に、AMやFMで2ページ目が選択されているが、そのバンドでは意味のないページなので不便。
そのバンドで前回に使っていたページが選択されればいいのだが、そのようにはなっていない。
上記の操作にはボタンを何回か押すことになるが、前回も書いたがボタンの反応がよくないので、イルァイルァさせられることがある。
登録した局を切り替えるのに、側面のチューニングダイヤルは使用できない。
反応しないので長く押してしまうと、そのボタンにその時点の周波数が登録されてしまうので、よりイルァイルァとなる。
操作をすると液晶に光が点くが、ボタンは光らない。
ボタンの表面には突起などの工夫はないので、手探りで操作できるよう、配置を覚えておく必要がある。
ボタンの形状はほとんどが同じだが、覚えるべきものは、電源とバンド、テンキーだろう。
電源は右上なので容易、バンドも下部角なので何とかなる。
テンキーは3×3+1の配置なので何とかなる。
0からではなく1から開始なので注意。
なお、電源ONの状態からでも、ボタン(電源ボタン以外のボタンも可)を押すことで光るので、時計を確認することができる。
エアバンド時にはスケルチ(Squelch)が設定できるが、設定にはスケルチボタンを長押しする。
これが短押しになってしまうと、STEP(周波数の単位上昇、エアバンドの場合は1MHz上昇)なのでイルァイルァさせられる。
帯域幅の設定(広/狭)ができるが、私の環境では広くするとキンキン音となるだけなので、使うことはない。
バンドボタンを長押しするとATS(オートスキャン登録)となり、受信した局をページ0~9、チャンネル0~9の順に自動登録する。
これは、出張などで出先のラジオ局が不明な場合に使うものだろう。
ATSを行うと、その位置に上述の手動登録があれば、上書きされてしまうので注意。
手動登録を上書きされない後ろのページに登録しておく必要がある。
但し、テンキーの配置で0は最下部なので、0ページは手動登録に使用しないようにし、1ページ以降にすれば、ATSで発見、登録される局が10局以内であれば、0ページ中に収まるので、手動登録は影響を受けない。
常時交信がないエアバンドでは、ATSは不可。
液晶の濃度設定はできない。
本体正面から見ると若干薄い感があり、上から見ると濃い。
側面のチューニングダイヤルで周波数を上下させることができるが、回転速度でFast/Slowは切り替わらない。
Fast/Slowを切り替えるには、チューニングダイヤルを押し込むことで可能(Fast→Slow→Stop)。
ボリューム(音量)は最小にすると音は出ず、徐々に大きくすると徐々に出るので、就寝時にも向くかと思われる。
徐々に回しても、いきなり音量が大きくなるラジオもあるからね。
ロックするには、ロックボタンを短押し、解除は長押し。
但し、ボリューム(音量)はロックできないので注意。
電源ボタンを押してからスグに電源ボタンを押すことで、スリープタイマーが設定できる(120分→90分→60分→45分→30分→15分)。
任意の時間にONになるアラームも設定可能だが、音量はその時点での音量になるので、小さな音で聴いていた場合、目覚ましにはならない。
裏面のスタンドを立てることで、起こした状態で設置可能。
スタンドには、受信可能な周波数が記されている。
表面塗装は銀色で、高級感はないが極度なヤスモノ感もない。
ハダカで持ち歩くと傷が付くので、100円ショップなどで適したケースを入手するといいだろう。
兄弟機であるER-C56Fの方がカッコイイような気はするが…
ER-C57WRは、AM/FMだけでなく、長波や短波もOKで、さらにエアバンドも受信可能。
デジタルチューニング(PLLデジタル同調)で受信中の周波数がハッキリ分かるので、アナログラジオしか持っていない人は、1台あると便利だろう。
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー①(エアバンドや灯台放送など)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー②(エアバンドや灯台放送など)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー③(エアバンドや灯台放送など)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー④(エアバンドや灯台放送など)
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