ELPA(エルプゥァ,朝日電器)の短波付きラジオだが、新モデルが登場している。
受信周波数は同じなので、FM補完放送(ワイドFM)への対応で新モデルが登場したのではない。
<アナログ表示機>
<デジタル表示機>
では、何が変わったのか?
<アナログ表示機>
ER-20T-N
スピーカー:40mm
重量(電池除く):161g
ER-C54T
スピーカー:50mm
重量(電池除く):146g
<デジタル表示機>
ER-21T-N
スピーカー:40mm
重量(電池除く):178g
ER-C55T
スピーカー:45mm
重量(電池除く):166g
スピーカーが大型化したのだ。
とはいっても、大型化は10mmや5mm程度であり、大型化後も小さいので、大きな音質の差はないだろう。
問題は、スピーカー大型化のためか、電池持続時間が大幅に短くなったことである。
<アナログ表示機>
ER-20T-N
AM:イヤホン時300時間、スピーカー時110時間
FM:イヤホン時250時間、スピーカー時100時間
SW:イヤホン時300時間、スピーカー時110時間
ER-C54T
AM:イヤホン時110時間、スピーカー時40時間
FM:イヤホン時85時間、スピーカー時30時間
SW:イヤホン時100時間、スピーカー時40時間
<デジタル表示機>
ER-21T-N
AM:イヤホン時200時間、スピーカー時90時間
FM:イヤホン時150時間、スピーカー時80時間
SW:イヤホン時250時間、スピーカー時90時間
ER-C55T
AM:イヤホン時95時間、スピーカー時35時間
FM:イヤホン時65時間、スピーカー時30時間
SW:イヤホン時80時間、スピーカー時35時間
旧モデルの電池持続時間を100%とすると、
<アナログ表示機>
ER-20T-N→ER-C54T
AM:イヤホン時36.7%、スピーカー時36.4%
FM:イヤホン時34.0%、スピーカー時30.0%
SW:イヤホン時33.3%、スピーカー時36.4%
<デジタル表示機>
ER-21T-N→ER-C55T
AM:イヤホン時47.5%、スピーカー時38.9%
FM:イヤホン時43.3%、スピーカー時37.5%
SW:イヤホン時32.0%、スピーカー時38.9%
となり、電池持続時間が大幅に減少している。
イヤホン使用時も大きく下がっていることを考えると、スピーカー以外も変わっていると思われるが…
さらに、外部電源端子が削除されたようだ。
全モデルとも、FMは76-108MHzなのでFM補完放送(ワイドFM)に対応しているが、AMは525-1610kHzなのでハイウェイラジオ(1620kHz)や船舶気象通報(灯台放送,1670kHz、厳密には1670.5kHz)の類は聴けない。
が、少し手を加える(バリコンの調整)だけで、AMの上限が上がるらしい。
手を加えた結果を知る必要があるので、デジタル表示であるER-21T-NかER-C55Tに対して有効。
1700kHzくらいまでは上がるのではないかな?
ER-20T-NにはDR-08、ER-21T-NにはDR-09という別の型式(モノは同じ)があるらしい。
また、DMM-6128はER-21T-Nと兄弟機であるらしい。
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