在京のAMラジオ3局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)は17日、共同記者会見を開き、AMと同時にFMでも番組を放送する「FM補完放送(ワイドFM)」を12月7日から開始すると発表した。
FM補完放送は災害対策や都市部での受信環境向上などを目的に、昨年12月から始まった。
現在、北日本放送(富山市)など全国10局で放送が行われている。
AMより音質がよく、雑音が少ないというFMの特性を生かした聴取者の拡大も期待されており、今後はFM補完放送に対応した受信機の普及が課題となる。
関連:在京AM3局、来月7日から「ワイドFM」開始 (読売)
FM補完放送については何度か書いてきた。
関連:TBS,文化放送,ニッポン放送がFM補完中継局の予備免許を取得、受信可能なラジオの機種は?
関連:[FM補完放送対応] ソニーからラジオの新モデル3機種 [ICF-S80,ICF-C1,ZS-S40]
関連:2017年のFMラジオ放送全面停止(ノルウェー)と、FM補完放送(日本)
「FM補完放送に対応した受信機の普及が課題」とあるが、現在使用中のラジオがそのまま使えることもあるので、確かめてみよう。
90.1MHz以上のFM周波数帯域に対応していればOK。
周波数は局によって異なるが、90.1MHz~94MHzあたりまで。
・TBSラジオ:90.5MHz
・文化放送:91.6MHz
・ニッポン放送:93.0MHz
まぁ、「AMより音質がよく、雑音が少ない」と言われるが、受信するにはアンテナを伸ばす必要があるなど、面倒な点も多い。
AMは、家庭内の機器からのノイズ程度でヤラれるので、ツカイモノにならないこともある。
今後発売されるラジオは「FM補完放送対応」として、90.1MHz以上の受信が可能なものばかりになるだろう。
従って、90MHzまでしか受信できないラジオは、安く処分される可能性がある。
災害時など、ラジオの重要性はあるものの、ネットが普及し、スマホでもノイズレスのラジオが聴ける今、ドーデモイー話?
売り上げランキング: 3,822