ソニーから、2015年2月に、ラジオの新モデル3機種が発売される。
SONY FM/AMクロックラジオ ブラック ICF-C1 B
SONY FM/AMクロックラジオ ホワイト ICF-C1 W
ソニー CDラジオ(ブラック)SONY ZS-S40-B
ソニー CDラジオ(ホワイト)SONY ZS-S40-W
ソニー CDラジオ(ブルー)SONY ZS-S40-L
デジタルのこの時代に、ラジオだと。
発売される型式と発売日は、以下の通り。
・ICF-S80:2015年2月21日
・ICF-C1:2015年2月28日
・ZS-S40:2015年2月21日
ICF-S80は、いわゆる「お風呂場ラジオ」で、JIS IPX4相当の防滴仕様。
ICF-S80という型式が、昨年生産終了となったICR-S71の後継を連想させるが、共通点は防滴仕様という程度であり、後継ではないだろう。
関連:[分解] 故障した防滴仕様ラジオICR-S71(SONY)の、ジツに脆弱なツクリ [JIS防滴II形]
電源は単二形乾電池×3本。
最大出力が約500mWと大きいので、シャワー等の騒音下でも聴くことができるだろう。
電池寿命は、最長約100時間(アルカリ時)。
ICF-C1は「キューブ型のクロックラジオ」で、枕元に置く目覚まし時計付きのラジオ。
電源供給はコンセントからであり、電池では動かない。
リチウム電池(CR2032)を1つ使うが、これは停電時の時刻保持のためね。
目覚まし音はアラーム音ではなくラジオの音とすることもできる。
ZS-S40は「CDラジオ」で、ラジオにCDが付いたもの。
mp3を焼いたCD-Rも再生できるようだね。
音声入力端子を搭載しており、スマホなどを接続し、外部スピーカーとして使用することも可能。
と書くと、どれも以前からある種のラジオで、何も珍しくはないが、1つ特長がある。
それは、FM補完放送対応に対応しているということだ。
FM補完放送というのは、以前書いた。
関連:TBS,文化放送,ニッポン放送がFM補完中継局の予備免許を取得、受信可能なラジオの機種は?
簡単に書くと、FM放送用周波数を用いて、AM放送の補完的放送を行なうもの。
目的は災害対策とされる。
TBSラジオ,文化放送,ニッポン放送の3社が予備免許を取得し、2015年春以降に東京スカイツリーからFM放送を開始する予定。
周波数は、TBSラジオが90.5MHz、文化放送が91.6MHz、ニッポン放送が93.0MHz。
既存のFMラジオの中には、90MHzまでしか受信できないモデルがあるが、これら3波を受信できない。
現在使用しているオリンパスのPJ-30の受信範囲は76MHz~90MHzなので、これらを受信できない。
関連:オリンパスのポータブル型ラジオ録音機 PJ-30 を使用中 (メモリー管理と音質設定)
今回新登場の3機種の受信可能範囲は、
・ICF-S80:76MHz~108MHz
・ICF-C1:76MHz~108MHz
・ZS-S40:仕様に未記載
となっており、受信可能だ。
「FM補完放送対応」とラベルに銘打つだろうが、対応は特別なことではなく、FM補完放送の周波数(90MHz以上)を受信できれば、既存のラジオでも受信可能。
例えば、既存機のICF-801も76MHz~108MHzを受信できるので、FM補完放送に対応しているといえる。
関連:(レビュー) 高級ラジオ ICF-801(SONY) の電池交換 [約70時間(マンガン) 約180時間(アルカリ)]
自分の使っているラジオの受信可能周波数を調べ、目的のFM補完放送の周波数が受信可能であれば、別に買い換える必要はない。
ということで、今回の3機種は、特に新しいものではないwwwww
FM補完放送は、地域によっては既に始まっている。
■2014年12月
・富山県 北日本放送 災害
・愛媛県 松山 南海放送
■2015年2月
・鹿児島県 南日本放送 災害
今後は、先の関東圏の3つに加え、
■2015年3月1日
・広島県 RCC
・山口県 KRY
・和歌山県 WBS
・秋田県 ABS
が開始予定。
日本全国に広まるのは、まだ先のようだね。
首都直下、東海、東南海、南海地震が発生するといわれている。
FM補完放送対応でなくても構わないので、ラジオと電池は確保しておきたい。
停電になると、情報収集に支障が出る可能性が高い。
スマホやタブレットといったバッテリーを持つ類でも、長くは持たないだろう。
モバイルバッテリーの類があれば助かるが、それでも1日程度。
その点、ラジオは長く持つ。
何か起こってから、ラジオと電池を買いに走っても売り切れることがある。
東日本大震災の時は、そうであった。
何か起こる前に、揃えておくことが重要なのだ。
モバイルバッテリーがあるなら、充電しておき、エネループがあるなら、それも充電しておくこと。
エネループは、寿命に注意。
充電回数は約1000回、約1500回、約1800回、約2100回などと謳っているが、その前に死ぬこともあるからだ。
関連:エネループ充電後の電圧が低い問題(寿命?)と、後継の電池選択
単三電池を単二や単一に変換できるスペーサーがあると単三電池のみで済ますことも可能だが、接触が悪いものもあるので、事前に確かめておこう。
そもそも、単一や単二のエネループは高杉な上に、デカ杉流ため専用の充電器が必要になる。
・eneloop 単1形 1本パック HR-1UTG-1BP
・eneloop 単2形 1本パック HR-2UTG-1BP
ライトも忘れずに。
関連:強力LEDライトの光の形状(GENTOS,SF-152X3,単三電池二本使用)
関連:台風11号の影響 四国,奈良南部,三重で強雨 (防災ラジオの準備を)
関連:PJ-30(オリンパスのワンセグ音声対応ラジオレコーダー)を入手(レビュー)
関連:ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)のレビュー
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