先日公開された、α77II(ILCA-77M2)の新ファームウェア(Ver2.00)を適用した、その後。
関連:α77II(ILCA-77M2)のAF改善アップデート(Ver.2.00)をカメラに適用!
アップデート内容は、
1. オートフォーカス速度の向上。
2. 高ビットレートの記録フォーマットであるXAVC Sに対応し、60p/30p/24p動画を記録することが可能に。
となっている。
XAVC Sに対応したので、動画の記録方式やビューモードにXAVC Sが追加されている。
で、XAVC S形式で動画を撮影するには、「Class10以上のSDXCカードを使用し、アップデート後のBODYにてフォーマットを実行する必要がある。」とある。
32GBのSDHCカード(Class10)が何枚かあるため、最も速いであろうSANDISKのSDSDXPA-032G-X46(32GB)を入れた状態で、動画の記録方式をXAVC Sにしようとすると…
XAVC S動画の記録に対応していないメモリーカードです。
記録方式を変更するか、メモリーカードを変更してください。
詳細は取扱説明書をご参照ください。
と表示され、選択できない。
正確には、上記画面後に選択できているのだが、録画を開始すると上記画面が再度表示され、録画できない(警告を出すも有効となってしまう、一種のバグ)。
というコトで、以下のSDHCカード(Class10)では、XAVC Sでは録画できなかった。
やはり、SDXCカードでないと、速度があってもダメなようだね…
スピードクラス(とUHSスピードクラス)は、SDHCとSDXCの最低書込速度の保証を表すものであるから、SDHCとSDXCのどちらもClass10であれば、両者とも最低書込速度は10MB/sであり、速度は同じはず。
というコトは、速度の制限ではないね。
SDHCカードの容量は4GB~32GB(FAT32)までに対し、SDXCカードの容量は64GB~2TB(exFAT)まで。
XAVC Sはビットレートが高い(50M)ため、SDHCカードでNGなのは、容量不足を避けるためかな?
SDXCカードは64GB,Class10でも3千円くらいなので、XAVC Sが必要であれば購入するとよいだろう。
なお、XAVC Sで設定できる画質は、
60p 50Mbps、30p 50Mbps、24p 50Mbpsの三種類。
AVCHDでの最高は1920×1080(60p,28Mbps,PS)なので、ビットレートはかなり上がる。
28MbpsはAVCHDの規格上限なので、それ以上を望むならXAVC Sを使うしかない。
追記:ファームウェア(Ver2.00)へのアップデート後、XAVC Sで録画するには、Class10以上のSDXCカードが必要(SDHCでは不可)だが、カードを入手したので、以下に記す。
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