BP2002(InateckのポータブルBluetoothスピーカー,MarsBox)のレビュー

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パソコンで作業をする時は、デスクトップPCに向かうことが大半だが、何かを見るだけなら、iPad Airを使うことが多い。

iPad Air

起動が速いしね。

だが、問題はスピーカー。

YouTubeを見る時は、音が必要である。

初代iPadはダクトによりそれなりの厚い音がしたが(その分厚みがあった)、薄くなったiPad Airは、音が弱い。

ステレオではあるのだが、ホームボタン側にあるので、横向きにするとLRとも横から出て、ステレオにはならない。

iPad Airのスピーカー

先日発売されたiPad Proにはスピーカーが4つあり、画面の向きによりその役割を変えるらしいが、高すぎるので所持はしていない。

ヘッドホンを接続すればいいのだが、何も付けずに聴きたい時も多いのでね。

外付けスピーカーもあるのだが、普段はサブ機に接続してあり、取り外すのが面倒。

また、パソコンとは異なり、iPad AirからUSB電源は取れないので、別途USB充電器かモバイルバッテリーが必要となり、これも面倒。

iPad Airでサッと見たいのに、ゴチャゴチャして面倒なのはダメなのだ。

というコトで入手したのが、Bluetooth接続の外部スピーカー、BP2002(MarsBox)である。

Inateck 重低音強化ポータブルBluetoothスピーカー BP2002 MarsBox

Inateck 重低音強化ポータブルBluetoothスピーカー iPhone、iPad、Android搭載スマートフォン対応 Bluetooth4.0 ワイヤレス スピーカー 10~15時間連続利用可能 実効性能:5Watts×2

本体が赤いので、MarsBox(火星箱)なのかな?

BP2002を選択した理由は、

①Bluetooth接続なのでケーブル不要
②バッテリー内蔵で電源確保が不要
③5W×2で厚みのある音が期待できる

といった点。

①と②は、今回の用途では非常に重要。

ケーブルの接続や、電源の確保は面倒であり、サッと使えるiPad Airのメリットを削(そ)いでしまう。

③も重要。

ショボイスピーカーには厚みのないものも多いからね。

厚みのない音だと、iPad Airのボリュームを上げた方がマシ!となってしまう。

箱の外観は、以下。

箱の外観(BP2002)

箱を開けると、以下。

開封(BP2002)

内容物は、本体、マイクロUSBケーブル、オーディオケーブル、説明書、小紙片の五点。

内容物(BP2002)

マイクロUSBケーブルとオーディオケーブルは、本体色に合わせた赤であり、こだわりを感じる。

マイクロUSBケーブルとオーディオケーブル(BP2002)

説明書は、日本語に対応。

説明書(BP2002)

日本語の説明は表裏両面にあるので注意が必要である。

デザインは黒と赤で非常に奇抜で、私の空間(地味)では、大きなアクセントとなる。

デザイン(BP2002)

赤い方が前面ね。

前面(BP2002)

本体上面には、ボタン類が並ぶ。

上面(BP2002)

左から、

多機能ボタン、プラスボタン、マイナスボタン、プレイ/一時停止/自動選局ボタン

となっている。

プラスボタンは、ボリュームアップ/次の曲、マイナスボタンは、ボリュームダウン/前の曲の機能がある。

プラスボタンとマイナスボタンの間に、マイクの穴がある。

背面(黒い方)には、左から、電源ボタン、リセット/電源ステータス(ランプ)、USB端子、AUXがある。

背面(BP2002)

AUXというのは外部入力端子であり、Bluetoothに対応していない機器(iPod classicなど)でも使用できる。

iPod classic(60GB)

底面には2枚のフィルム状の脚があるが、表面のビニールを剥がすと、机上に軽く固定できるようだ。

フィルム状の脚(BP2002)

剥がさなくても設置はできるが、剥がすことで机との設置が高まり、音質に良い効果を与えるのだろう。

Bluetooth接続のヘッドホンを持っているので、ペアリングなどの使い方はだいたい理解している。

背面の電源ボタンを3秒間押すと、電源が入る(電源ONの状態で3秒間押すと電源OFF)。

本体前面中央上部にあるペアリング状態ランプが青点滅するので、

ペアリング状態ランプ(BP2002)

iPad AirのBluetooth接続で「Inateck MarsBox」を選択すると接続できる。

Inateck MarsBoxを選択(BP2002)

ペアリングに成功すると、ペアリング状態ランプが青点灯に変化し、スピーカーから音がする。

充電は、付属のマイクロUSBケーブルで行う。

本体が入っている袋に「先に充電するように」とあるので、使用前に充電しよう。

先に充電するように

マイクロUSBケーブルをUSB充電器(別売)に接続すると、背面のランプが赤点灯し、充電が始まる。

充電が完了すると、消灯する。

ペアリング状態ランプは前面、充電状態ランプは背面なので注意しよう。

再生中にプラスボタンを短く押すとボリュームアップ、長く押すと曲移動。

再生中にマイナスボタンを短く押すとボリュームダウン、長く押すと曲移動。

ボリュームは最大に達すると「ポッ♪」と音がして、その旨を教えてくれる。

バッテリーの持ちだが、満充電の状態で、10-15時間のこと。

バッテリーが不足すると、前面中央のペアリング状態ランプが赤く点滅する。

一度にそんな長時間使用することはないだろうが、長い方がいいね。

BP2002はBluetoothのv4.0に対応しているので、同じくv4.0に対応している端末(iPad Airなど)であれば、BP2002のバッテリー残量を再生端末から知ることができる。

バッテリー残量(BP2002)

# 88%とあるのはiPad Airのバッテリ残量。

関連:青歯(Bluetooth)のバージョンとプロファイルの名称と機能

Bluetooth接続時にAUXにケーブルを挿すと、AUXに切り替わる(ケーブル検知でAUX優先)。

音質は低音よりなので、音楽を聴くというよりも、会話を聴くのに適した感じ。

スピーカーにはエイジング(使い込むことによる物理的な慣れ)があるので、今後は変化するだろうが。

実は本品、アマゾンの説明には書かれていないのだが、FMラジオを搭載している。

電源ボタン3秒押しで電源を入れ、多機能ボタンを押してFMラジオモードに切り替える。

そして自動選局ボタンを長押しすると、スキャンが始まる。

スキャンが終了したら、音量ボタンを長押しすることで、上下選局が可能。

マイクロUSBケーブルを接続すると、それがアンテナになるようだ。

液晶モニターの類はないので、先のスキャンで受信した曲を順に移動することになるが、スキャンの結果、ノイズしかないのに登録されたりするので、使い勝手はよくない。

また、日本の周波数には対応していないようで、日本では受信できる局がほとんどない。

日本で使用できない旨は、小紙片に書かれてある。

小紙片(BP2002)

「本製品のFMラジオ機能は、北美、欧州、日本の地域では使用できない可能性があります。」

北美とは北アメリカのことなので、米国仕様(周波数帯が88~108MHzと高い)というわけでもないのかな?

私はICF-38という米国仕様のラジオを持っているのだが、

ICF-38

それと比較してみると、どうも米国仕様(88~108MHz)のようだが…

この周波数内で、私の環境で受信できたのは1局のみだが、設置場所にもよるが、アンテナ(マイクロUSBケーブル)なしで受信できた。

隣にあるICF-38は、ロッドアンテナを伸ばさないと受信できないのだが…

北米使用(88~108MHz)であれば、90MHz以上で放送されるワイドFM(FM補完放送)は聴けることになるが、ラジオに関しては期待しない方がいいだろう。

・TBSラジオ:90.5MHz
・文化放送:91.6MHz
・ニッポン放送:93.0MHz

関連:在京のAMラジオ3局(TBS,文化,ニッポン)が、FM補完放送(ワイドFM)を2015年12月7日(月)13時から開始!

BP2002で受信できる周波数で送信できるFMトランスミッターがあれば、活用できそうだ(Bluetoothではない、FM電波でのワイヤレス接続)。

ラジオに関してはアマゾンでも説明がないし、外箱でもシールの上貼で消されている部分がある(残っているところもある)ことから、オマケと考えよう。

まぁ、ラジオを聴く目的で買ったわけではないので、ラジオに関しては問題にならない、というか、ラジオは既に過多状態(笑)

サイド(BP2002)

接続機器とBP2002のボリュームを最大にするとかなりの音量となるので、使用にはご注意を…

追記:私の用途では、BP2002をiPadと接続し、BP2002を少し離れたところに置いて、iPadをベッド上で見ていることが多い。

Bluetooth接続なのでケーブル不要な上、音が厚いので離れていても聴くことができる。

説明書にある仕様表によると、コーデックはSBCのみのようだが、YouTubeで人が話している場面でも、遅延は気にならなかった。

追記:電源ONの状態でAUX端子にケーブルを接続すると、AUX入力に切り替わる。

但し、AUX端子にケーブルを接続した状態で電源をONにすると、AUXではなくBluetoothとなるので、AUXにするにはケーブルの抜き差しが必要となる。

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