関西国際空港(KIX)に設置された、SIMカードの「新型」自動販売機を確認してきた。
関連:[3/26] 関西国際空港にSIMの自販機が登場 パスポートの読取で本人確認,即使用(開通)可能
以前からあるモノ(So-net)とは異なり、パスポートの読み取りができるのが特長。
関連:[So-net] 関西国際空港(KIX)のSIMカード自販機と設置場所 [日本への旅行者向け]
この自販機、高機能な自販機を手がけるzoomsystemsのモノのようだね。
なお、以前からあるモノ(So-netの2台)は、そのまま撤去されずに置かれているので、まぁ、競合だ。
新型が置かれているのは、関西国際空港第1ターミナル1階(国際線到着階)の、南西側。
以下の図では、②の場所。
上から見ると、以下の位置。
旧型と並んで設置されていた。
旧(So-net)とは違いNTT Communicationsなので、側面にOCNモバイルONEの広告(マツコ)が見られる。
この時点で、外国人はOH MY GOD!とヒいてしまい、隣の旧(So-net)に流れるコトが、容易に推測できる。
旧型と比べると、パスポートの読取部と、SIM以外も扱っていることから、かなり大きいことが分かる。
旧型は北東(先の図では①)にもあるのだが、そちらには旧型のみで、新型は設置されていなかった。
向かって右側は、以下の通り。
現金投入口がなく、クレジットカード読取機能があることから、現金での決済は不可能で、クレジットカード決済のみかと思われる。
よって、現金(日本円)で買うなら、隣にある旧型(So-net)を利用しよう。
関連:関西国際空港のSo-netのSIM自販機のプランが変更されている件 [1GBで3,000円(30日),3GBで5,000円(60日)]
上部にある、パスポート読取部。
タッチ画面、テンキー、クレジットカード読取部。
クレジットカードには、VISA・Master・JCB・AMEX・Dinersが使用可能なようだね。
下部にある、レシート排出口、SIMカード読取部、商品取出口。
SIMカード読取部は、操作するとアカく光る。
SIMカードは、プラスティックのカードに付いており、切り離して使うのだが、切り離す前のカードにあるバーコードを読むようだ。
読めなかった場合に備え、手入力も可能。
向かって左にSIMカードが展示されているが、外国人が好む(と勝手に思っている)着物風の外観。
キモノ着たヒトとか、スァムライとかニンジャ(シノヴィ)とか、フジヤマとかバンザイとかハラキリとか、そのようなモノは、この國にはモーナイからね!
同様に誤っている例:[SUGOI SIM] 長崎空港で遭遇、謎杉流「すごい!」SIMカード [スカイショップ・櫻林]
SIMカードの価格は、液晶画面内にのみ表示され、商品には記されていない。
価格変更があると面倒だろうからね。
SIMカードは14日版と7日版の2種類と、さらにサイズ(ナノ、マイクロ、標準)がある。
通信可能容量は1日あたり100MBまでで、
・14日版:5,346円(税込)
・7日版:3,726円(税込)
となっている。
税別に直すと、
・14日版:4,950円(税込)
・7日版:3,450円(税込)
になるね。
1日あたりの単価は、
・14日版:381.86円(税込)
・7日版:532.29円(税込)
となるので、長く使うなら14日版の方がオトク。
旧(So-net)の方は、1GB(3,000円)か3GB(5,000円)というプランなので、よく考えないと。
新でMAXまで通信しても、
・14日版:1.4GB:5,346円(税込)
・7日版:0.7GB:3,726円(税込)
となるので、旧に比べると割高に感じる。
なお、SIMカード以外も売られているようだ。
SIMカード+USB充電器とか、SIMカード+カードケース(SIM/SD Compact Case)とか。
USB充電器は、USB Adapter(ケーブルなし)と、USB Charger(マイクロUSBケーブルが出ている)の2種類があるようだ。
日本で充電する際には便利だが、用意のいいヒトはモバイルバッテリーの類を持っているだろうし、そもそも自販機では高い。
・USB Adapter 2A White + Prepaid SIM 14day Plan (標準SIM)
6,966円(税込)
・USB Adapter 2A White + Prepaid SIM 7day Plan (標準SIM)
5,346円(税込)
・AC Charger 2A White + Prepaid SIM 14day Plan (標準SIM)
7,506円(税込)
・AC Charger 2A White + Prepaid SIM 7day Plan (標準SIM)
5,886円(税込)
・SIM/SD Compact Case + Prepaid SIM 14day Plan (標準SIM)
6,102円(税込)
・SIM/SD Compact Case + Prepaid SIM 7day Plan (標準SIM)
4,482円(税込)
これらから、USB Adapter、AC Charger、SIM/SD Compact Caseの価格を求めると、
・USB Adapter:1,620円(税込)
・AC Charger:2,160円(税込)
・SIM/SD Compact Case:756円(税込)
となる。
USB Adapterは高くても500円レベル、AC Chargerは高くても800円レベルのシナモノだろうし、ケースにいたっては300円レベルだろう。
まぁ、国際空港にある自販機に、低価格を求めること自体がオカシイのだがwwwww
また、展示はないが、モバイルルーターやSIMフリースマホとのセットもある模様。
・3G Wifi Router + Prepaid SIM 14day Plan (標準SIM)
14,526円(税込)
・3G Wifi Router + Prepaid SIM 7day Plan (標準SIM)
12,906円(税込)
・LTE/3G Wifi Router + Prepaid SIM 14day Plan (マイクロSIM)
29,106円(税込)
・LTE/3G Wifi Router + Prepaid SIM 7day Plan (マイクロSIM)
27,486円(税込)
・SIM-Free smartphone + Prepaid SIM 14day Plan (標準SIM)
18,306円(税込)
・SIM-Free smartphone + Prepaid SIM 7day Plan (標準SIM)
16,686円(税込)
上のUSBセットと同じようにして、端末の価格が割り出せる?
3G Wifi Router、LTE/3G Wifi Router、SIM-Free smartphoneの型式は書かれていない。
が、液晶画面を見る限り、LTE/3G Wifi RouterはNECのPA-MR03LN6Bに見える。
↑
比較
↓
マイクロSIMというのも一致しているし。
海外でSIMカードを買うと、店員にパスポート提示したり、フリーWi-Fiに接続してスマホのカメラでパスポートを撮影して送信、しばらくして(内容を人が確認するため)から開通(韓国のEG SIM)などがあるが、この自販機なら、それをする必要がない。
ただ、スキャンされたパスポートの内容を確認する必要があるだろうから、システムの先には、やはり人がいる?
日本に来る外国人で田舎に行くヒトは少ないだろうが、NTT CommunicationsということはドコモのSIMだろうから、まぁつながるだろう。
といっても、そんな不安はあっても、NTT CommunicationsだからドコモのSIMだとか、そんな予備知識を持つことなく、この自販機の前に立つことになるのだ。
1-2週間いう短期間ではなく、1-2ヶ月という期間であれば、隣で売られている以下のSIMを。
関連:関西国際空港のSo-netのSIM自販機のプランが変更されている件 [1GBで3,000円(30日),3GBで5,000円(60日)]
売り上げランキング: 250