追記:以下、関連記事。
関連:成田国際空港の入場検問(セキュリティーチェック)の廃止後の様子
関連:検問廃止後の東成田駅(旧成田空港駅)に潜入! Part1
関連:検問廃止後の東成田駅(旧成田空港駅)に潜入! Part2
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1978年の成田国際空港開港以来続いてきた「入場検問(セキュリティーチェック)」が、2015年3月30日正午、事実上廃止された。
廃止までは、以下のように
・車で成田国際空港に入ると検問で止められ、身分証明書の提示と車の検査を求められる。
・電車で成田国際空港(第1ターミナル駅,第2ターミナル駅,東成田駅)に入ると、改札を出た先で身分証明書の提示を求められる。
・バスで成田国際空港に入ると検問で止められ、検査員がバスに乗り込んできて身分証明書の提示を求めてくる。
身分証明書といっても本物かどうか確認していないし、DBへの照合も行っていないので意味がない。
身分証明書のチェックだけでなく荷物のチェックを行うこともあるようだが、荷物チェックはされたこともない。
つまり、「検問スルゾ!検問スルゾ!」という威圧程度の効果であり、チェックとしては形骸化していたということだ。
まぁ、全てをチェックしていたら、ヒコーキにノレナイのは明白である。
検問は廃止されたが、顔認証190台以上、車両ナンバー記録カメラ140台以上を設置。
空港内の各所で警備員が見られるのは、今まで通り。
廃止後も、状況に応じて検問は実施されるだろう。
さて、東成田駅(旧成田空港駅)にも検問(第5ゲート)があったが、そちらは?
東成田駅から出る(空港敷地に入る)には、第5ゲートでセキュリティーチェックを受ける必要がある。
なお、東成田駅と第2ターミナルは、約500mの地下通路でつながっている。
東成田駅で降りてこの地下通路を通ると、第2ターミナルの検問所前に出るので、第2ターミナルに入るにはセキュリティーチェックが必要。
# 第2ターミナルに入らず電車に乗るのなら不要。
連絡バスなどで降りて、東成田駅に入る際には、セキュリティーチェックを受けない。
(※)
# 既に空港敷地内にいるということは、既に受けているはずだからね。
# 東成田駅(の内部)自体は、空港の検問区域外であるから、駅に入るのにはセキュリティーチェックは不要。
東成田駅→地下通路→第2旅客ターミナル→検問→ターミナル内
と移動した後に、この逆を行こうとすると、検問を「逆流」することになるが、警備員に「東成田駅に行く」と告げれば、逆流は可能。
上記(※)と同様ね。
これら駅の検問、利用者にしては「混雑時に並ばされる」という以外の問題はあまり感じないかもしれないが、この駅の検問のため、改札周辺は異常な複雑さを持っていた。
設備が通常以上に必要であり、それに係る人員も必要なのだ。
# セキュリティーチェックでは身分証明書(パスポートや免許証)を提示させられるが、持っていない人は?
# 子供や、身分証明書を持っていない人もいるだろう。
なお、2015年4月8日には、成田国際空港の第3旅客ターミナル(LCCターミナル)がオープンする予定。
関連:[2015年4月8日] 成田国際空港 第3旅客ターミナル(LCCターミナル)がオープン
関連:[2015年3月29日] ピーチ・アビエーションの成田-福岡、成田-札幌(新千歳)が就航
で、検問廃止後の東成田駅に行ってみた。
関連:検問廃止後の東成田駅(旧成田空港駅)に潜入! Part1