RAD-S330N(AudioComm,オーム電機)である。
コレ、中国DEGENのDE108のOEMだね。
2007年前後のラジオだから、新品での入手は困難だろう。
2010年頃は格安(1,000円程度)で買えたのではないかな?
秋葉原の露天とかで。
PLLデジタルチューニングなので、選局がズレることはない。
液晶画面がスピーカーの下にあるとユー、ドァスァイデザイン。
短波も受信が可能。
上面には、ロッドアンテナ、ステレオ/モノラル切替スライド、ロックスライド、イヤホン端子(3.5mm)。
前面には、電源ボタン、+ボタン、-ボタン、バンド切替ボタン、M+ボタン、M-ボタン、時刻設定ボタン、オートオンボタン、スピーカー(直径40mm)、液晶。
裏面には電池室とリセットボタン。
単3電池2本でウゴくので、扱いは楽。
ラジオ視聴中に時計表示はできない。
バンド/時計ボタンがあるので、これを押すとできそうに思えるが、電源OFF時のデュアルクロックの切替であり、ON時に押すとバンドが切替わってしまう。
よって、時計を見るには電源を切る必要がある。
スピーカーは直径40mmで大きくないが、音質は(サイズにしては)悪くない。
ボリュームはアナログ式であり、ロックはできない。
回転抵抗がユルいので、何かに触れた際に音量が変わってしまうので、もっとカタめが理想。
イヤホン端子が上方に出ているので、胸ポケットに入れた際に都合がイイが、胸ポケットに入れるには重いかな(単3×2本のため)。
FMと短波用のロッドアンテナは、真上にしかノヴァせない(曲がるトコロがナイ)。
最大に伸ばしても本体上面から約35cmと短い。
これを直線にノヴァし、クロいBODYを片手にマティを歩いているとぁゃιぃ。
液晶内の中波表示がKHz(Kが大文字)となっている。
# コレはドチラでもエーケドwwwww
中波は1629kHzまでカヴァーしているが、ステップが9kHzステップ固定なので、9kHzステップ上にない局は受信不可。
灯台放送(船舶気象通報,1670.5kHz)やマーチス(海上交通情報,1651kHz/1665kHz)は受信できず、ハイウェイラジオ(1620kHz/1629kHz)くらいまで。
短波は5kHzステップなので、ボルメット放送(空港周辺気象情報,6679kHz)のような5kHzステップ上にないものは受信できない。
6679kHzを6680kHzにズラして受信できるが、SSBがないので、ボルメット放送が受信できてもあまり意味はない。
短波は5kHzステップなので、チューニングボタンを押し続ける必要がある。
長く押してから離すと自動選局、押し続けると移動し続ける。
移動し続ける速度は、自動選局よりも若干速い。
よく聴く局は登録すれば問題ないが、FM/MW/SWの各10局まで。
短波は5.95MHzからなので、3MHz帯のソレは受信不可。
・ラジオNIKKEI第1:3.925MHz、6.055MHz、9.595MHz
・ラジオNIKKEI第2:3.945MHz、6.115MHz、9.760MHz
メモリーはFM/MW/SWの各10局だが、短波で10局は少奈杉流。
メモリーNOは、0-9の10局。
メモリーNOは任意に割り当てる仕様だが、削除できないので、メモリー移動時に余ったメモリーNOに進んでしまうと「ザーッ!」音で不快。
それを避けるため、余剰NOにも何か局を入れておくなどの工夫が必要。
また、メモリーNOと周波数の一覧を予め用意してからメモリー作業を行うとルァク。
スタンドがないので立てにくい。
ロッドアンテナを伸ばすとより困難になる。
電源ボタンは本体前面にあるが、これは上面の方がよかったロー。
片手で電源をONにしにくいからドァ。
電池を交換の際、短時間だとデータ(局登録や時計)は消えない。
長時間電池なき場合に消えるかは未確認。
背面にリセットボタンがある。
電池交換後、ロックボタンが効かなくなるなどの不具合がある場合は、リセットすることで直る。
リセットするとデータが消えるかは未確認。
テンキーがないので、周波数の直接入力はできない。
近くの登録局などからの移動となるが、離れていると時間がかかって面倒杉流!
ネットなどで知った周波数を聴いてみよう!と思っても、コレだとイルァイルァする。
DSPではなくPLLだが、周波数移動中は音が出ないので、探りながらの受信には不適。
複雑ではないのだが、直感的に操作できない。
局登録は、受信後、時刻設定ボタンを押し、MEMOが点滅したら、M+/M-を押してメモリーNOを選択、再度時刻設定ボタンを押して決定。
似たようなボタンが並んでいるので、手探りでの操作は困難。
登録局を移動するM+/M-は多用するキーだと思うのだが、縦に並ぶ中間にあるので手探りでは困難。
時計の設定時、+ボタンで時間(Hour)の上移動、-ボタンで時間(Minutes)の上移動。
+/-だから上下では?
上方向しかないので、行き過ぎると一周して戻ってくる必要がある。
バッテリーが不足してくると、液晶内に電池マークが点滅する。
ランプの類がないので、暗闇では操作困難。
上述した手探りでのボタン判別が困難な点もあって、夜間の操作は困難。
受信感度は、FM/中波/短波の全てに於いて低く、テンキーがないので直接入力不可、周波数の移動中に音が出ないのでサグるような受信もできず、DE1103のようなムァヌィアックな使い方はできない。
既知の周波数を登録しておき、その間を移動して使うラジオだろうが、肝心の移動ボタン(M+/M-)が手探りで分かりにくいという使い勝手の悪さ。
この小型BODYで短波が受信できるのはイーガ(EEGA)、10局という登録数は少奈杉。
FMや中波なら10局でも済むだろうが。
それなりにムァヌィアックな使い方をするなら、BODYは大きくなるが、ER-C57WRの方が確実にいい。
感度は上、テンキーがあるので直接入力が可能、液晶のライトがあって暗闇でも操作可能。
FMや中波ラジオでいいのなら、一発ボタンのある他のラジオの方がいい。
私の所有機であれば、SRF-R633V、SRF-M806。
SONYの現行機種なら、
・SRF-R431
・XDR-63TV
・ICF-R354M(山ラジオ)
など。
これらは一発ボタンが本体上部の分かりやすい位置にあって、手探りで探せるのでイルァイルァしない。
ネット上での情報は少ないものの、高評価が見られるRAD-S330Nダグァ、私の評価は非常に低い。
評価が高いのは、入手時の価格(1,000円以下)もあってのことだろう。
普段はFMや中波を聴き、マレに短波を聴く、という用途にしか向かない。
とにかく、登録していない場合は周波数移動が面倒杉流。
バンド切替での短波はメーターバンドではなくヒトマトメなので、離れていると悲惨。
コレを買うなら、2千円前後と安価なER-C55T(ELPA,朝日電器)の方がいいのではないか。
局の登録はできないが、目的周波数への到着は、ER-C55Tの方が速いだろう。
RAD-S330Nの利点は小型であることだが、ER-C57WRやER-C55Tより小さいが、持ち出しを左右するほどの差はない(DE1103ホドの大きさになると気合が要るが)。
なお、RAD-S330Nは中国DEGENのDE108のOEMと書いたが、外観が同じでDSP版のDE17がある。
DE17の外観はRAD-S330Nをシルバーにしただけのように見えるが、中身は全く異なる。
ステレオ/モノの切替がアンテナ切替(ロッドアンテナ/イヤホン)になっている。
やはりテンキーがなく、ボタン数は同じ(機能は異なる)なので、DE17に於いても、RAD-S330N(DE108)と同じイルァイルァがあるだろうから、DE17の購入に際しても注意が必要。
液晶の表示内容も異なるようだけど。
<RAD-S330N(AudioComm,オーム電機)>
受信周波数
・FM:76.0-108.0MHz(0.1MHzステップ)
・MW:522-1629KHz(9kHzステップ)
・SW:5.95-15.60MHz(5kHzステップ)
短波(6バンド)
49m/41m/31m/25m/22m/19m
メモリー
・FM/MW/SWの各10局
FMステレオ(ステレオモノラル切替可)
誤動作防止ロック機能
時計
・2カ国の時刻を設定可能(デュアルクロック)
・オートパワーオン機能
・目覚ましアラーム機能
デュアルクロックだがタイマー系はメインクロックの方しか使えない。
サイズ・重量
・22x95x63mm,85g
電源
・単3形乾電池x2本
・DC3V(アダプター別売)
スピーカー
・直径40mm
連続使用時間(アルカリ乾電池,音量中)
・イヤホン使用時:FM約54時間、MW/SW約60時間
・スピーカー使用時:FM約48時間、MW/SW約50時間
関連:ER-20T-NとER-C54T,ER-21T-NとER-C55Tの新旧比較(ELPA,エルパ,朝日電器)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー①(エアバンドや灯台放送など)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー②(エアバンドや灯台放送など)
関連:ER-C57WR(ELPA,朝日電器)のレビュー③(エアバンドや灯台放送など)
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