ICR-S71の電源スイッチの故障を修理する方法 スライドスイッチを分解

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電源スイッチの故障で電源が入り続けたムァムァとユー●フォ杉流イキ方をした、ICR-S71

関連:ICR-S71の電源スイッチの故障 20足スライドスイッチ 966-11

分解をスァルァに進め、スライドスイッチにアクセスするコトに。

ムァズ、作業しやすいように、スピーカーの2本、フェライトバーアンテナの3本、電池のマイナスのコードを外すとイーダロー(飯田朗)。

スライドスイッチは20足でハンダ付けされているので、コレを外す必要があるが、プーリーと干渉するので、プーリーを外す。

プーリーと干渉_ICR-S71

面倒杉流出所(デショ)wwwwwwwwww

プーリーを外すと、糸掛けのテンションが変わるので、後に面倒なコトになるが、仕方ヌァイ。

スライドスイッチは20足でハンダ付けされているので、ハンダ吸取線を使ってコチュアコチュアコチュアコチュアコチュアコチュアコチュアコチュアコチュアコチュア作業し、ハンダを全て除去し、スライドスイッチを外す。

20足_ICR-S71

20足もあるので面倒杉流出所(デショ)wwwwwwwwww

ヤットのコトでスライドスイッチが外れた。

外したスライドスイッチ_ICR-S71

外したスライドスイッチ_ICR-S71

高さは、ツマミに別の部品(写真右)を挿して上げてあるようだ。

ツマミに別の部品を挿して上げてある_ICR-S71

このスライドスイッチと同じモノが手に入れば交換で済むが、手に入らないだろう。

ジャンクのICR-S71を入手してそこからトルという手もあるが、同様にスライドスイッチがイッてる可能性があり、それ以前に生産終了となったICR-S71は、ジャンクであっても入手困難、または非常に高い!

手に入らないのなら、スライドスイッチを分解し、スライドスイッチ自体に手を加えるしかない。

スライドスイッチを外から眺めても仕方がないので、これを分解する。

底面から見て4箇所、金属外装のツメを曲げて固定してあるので、これを起こす。

金属外装のツメ_ICR-S71

力が必要なのでピンセットでは力不足。

先の細いペンチが必要だろう。

固定を外すと、開く。

固定を外す_ICR-S71

2本のレールと4つのブラシが出現した。

2本のレールと4つのブラシ_ICR-S71

この時点で、ブラシの1つが腐食しており、その位置に相当する場所でレールも片面が腐食していた。

腐食_ICR-S71

これが、電源ONになったままOFFにできない原因だろう。

電源OFFにできずONのままのこともあれば、電源ONではあるが音が小さくなったりと、安定しないこともあった。

腐食によりつながったりつながらなかったりするので、そのような不安定な症状になるのだろう。

ともかく、コレをどうにかしなければならない。

ブラシは、「Ω(オメガ)」風の形状をしており、レールを挟み、レールの上に乗っている。

そのΩの片足が、腐食してなくなっているのだ。

腐食ブラシ_ICR-S71

腐食で足が消えた_ICR-S71

ブラシは脆(ムォロ)いのでそのムァムァとし、レールは爪楊枝でヨゴレを除去し磨いた。

金属でヤルと表面のメッキがヤラれるので、木製の爪楊枝がエー。

—–

ICR-S71のスイッチは、電源ON/OFFだけの役割なのだが、それにしては接点が多杉流。

高機能な派生モデルがあったのだろうか?

スライドの稼動範囲はスイッチの稼動範囲より広いため、何かしらの派生系(or予定)があったと考えるのが妥当である。

# 電源「入」のさらに左にその範囲があるのだが、そこまで行かないように黒いプラスティック(同調ランプのソヴァ)で止められている。

電源「入」のさらに先_ICR-S71

—–

ハナシを、スライドスイッチに戻スォウ。

ブラシは4本あり、1本はイッてる。

1つのブラシには4本の足があるが、ソノ構造上、1本の足がダメになった時点で、そのブラシは役に立たなくなる。

1本の足がなくなったことで、レールを挟むことができなくなり、相方(向かい)の足もレールから離れてしまう。

となると、ソノ隣の足とのつながりがなくなり、ブラシの意味を成さなくなってしまうのだ。

ブラシの修復は不可能であるから、残りのブラシは3本しかない。

が、基板のパターンを読むと、ブラシは1本でもイケルかもしれない。

ON/OFFを握っているのは、本体上部を下にして見た時、右から2番目の足と、その1つ左隣の足(間は1つ空き)。

本体上部を下にして見る_ICR-S71

本体上部を上にして基板裏側から見ると、

本体上部を上にして見る_ICR-S71

であるが、ブラシの移動で(I/L)と(M/N)が接すればONとなるようだ。

IとL、MとNはつながっている(基板上の同系統)ので、

ONとなる組み合わせは

・IとM(ブラシだと④)
・LとN(ブラシだと③)

ブラシの位置_ICR-S71

片方でOKということ。

検討した結果、残された3本のブラシを以下のよう(②③④)に割り当てた。

3本のブラシの割り当て_ICR-S71

3本のブラシの割り当て_表_ICR-S71

再度腐食した時のために、ブラシは平行のDualで入れておくのが賢明(③と④の両方)であるが、
このICR-S71の場合、③の位置のレールが腐食しているため、その部分は使えない。

レールの腐食した部分に乗る_ICR-S71

ココは空きとして、ブラシを予備として外した方がよかったか…

レールにメッキできれば、③も使用可能になろうが。

また、②であるが、レールの状態のよい方を見て①ではなく②に決めたが、これは電源ON/OFFには関係ないので不要?

ブラシを入れたらスイッチに戻して、スイッチを組み直す。
金属外装のツメを曲げて固定するが、勢い余って足を曲げないように注意。

ツメは何度もイルと折れてダメになるだろうから、ソノつもりで。
まぁ、基板へのハンダ付けで固定されるから、最悪、外装との固定ができなくても問題ないだろう。

スライドスイッチが組めたら、基板にハンダ付けする前に、テスターでスイッチの機能を確認しよう。

確認できたら、基板にハンダ付けする。

上述したように、基板上の同系統につながっているトコロがあるため、20足全てをハンダ付けする必要はない。

角の4本はスライドスイッチの固定に必要で、その他は必要な部分だけでよい。

先の写真では、

本体上部を上にして見る_ICR-S71

・Iをハンダ付けしたらLは不要(同系統)
・Lをハンダ付けしたらIは不要(同上)

・Mをハンダ付けしたらNは不要(同上)
・Nをハンダ付けしたらMは不要(同上)

とユーコト。

また、ブラシのないトコロはハンダ付けする必要がない。

スライドスイッチを基板にハンダ付けしたら、ココでもテスターでスイッチの機能を確認しよう。

テスターで確認_ICR-S71

ココでの確認が、そのムァムァ電源のON/OFFとなる。

結果、問題なくON/OFFできるようになった。

ムェドゥエタスィ♪ムェドゥエタスィ♪

が、最後に問題。

上述したが、糸掛けのテンションが変わってしまったため、受信している周波数と前面の表示がズレてしまったwwwww

この調整は非常に面倒杉流ので、ソノムァムァ放置wwwww

# カンタンにヤルなら、オレンジ色の指標を糸から外して移動させればイーだけなのダグァ。

ズレたのは前面の表示だけで、受信周波数の範囲(530kHz-1705kHz)は変わっていない。

これは選局バリコンの回転の両端を通るコトを確認したので間違いない。

周波数を最大まで上げた時、オレンジの指標が「17」の数字あたりで止まっていたのが、それよりも右で止まるようになった。

それよりも右で止まる_ICR-S71

受信周波数の範囲は変わっていないので、ワイド側である灯台放送(1670.5kHz)も状況がよければ聴けるだろう。

この調整は、時間のあるトキにデモ行うことにする。

チューコトで、無事電源OFFにできるようになったICR-S71だが、今後のハナシ。

腐食の原因は何か?
スライドスイッチの不良、詳しくはブラシもしくはレールの不良であるが、
他のブラシも同様の低質(ティアティ)であれば、いずれムァタイクことになる。

残されたブラシの数とレールによるが、ICR-S71を長く使うなら、
最低限のブラシ(1本?)のみを搭載し、残りは予備パーツとして保管しておくのがイイかもしれない。
スライドスイッチの入手は困難だが、ブラシの入手も困難だ。
同類のスライドスイッチを分解しブラシを入手しようにも、サイズが合うかは不明。
その筋wはリン青銅などの薄板を入手し、自分で切断、曲げ加工してブラシを自作?

本体上部から見て左の2つのブラシは不要、必要なのは右の2つのうちのいずれか。
私の場合は右のレールの片方が腐食で使用不可なので、残されたのは右の1本のレールしかない。
このレールが腐食で使用不可になると…

本体内への水の浸入による腐食の可能性だが、この可能性は薄いだろう。
他のブラシやレール、基板には腐食は見られなかった。
となると、質の悪いブラシが一定数混入したことによる腐食発生か?

私以外のICR-S71のスイッチ不良だが、2chに書き込みが見られる。

4年使って壊れた~。
電源スイッチが故障。
Offにしても電源切れない。
分解してみたけど、電源スイッチの部品自体が劣化して、常に通電状態になってるみたい。

この機種もソニータイマー内蔵なんですか?

関連:2014/01/03(金) 15:53:39.69

「電源が切れない」「電源スイッチの部品自体が劣化して常に通電状態」という、同じ不良である。

使われているスライドスイッチは20足の大グェスァなモノだが、求められる機能は単純で、単なるON/OFFだけ。
であるから、ON/OFFをするだけなら同じスライドスイッチではなく別のスライドスイッチでもいいし、
スライドスイッチである必要さえないのだが、ソー(SAW)すると電源ツマミが使えなくなって、別の場所にスイッチを用意する必要が出てくる。
ソー(略)なると、格好悪いし、防滴II形設計の意味がナクナルやろ!セやろ!

以上

関連:DE1103(DEGEN,愛好者3号)は分解してはならない!

関連:ICR-S71の電源スイッチの故障 20足スライドスイッチ 966-11

関連:ICR-S71(SONYのAM専用ラジオ)の悲惨杉流末路 電源操作不能、常時ONwwwww

関連:[分解] 故障した防滴仕様ラジオICR-S71(SONY)の、ジツに脆弱なツクリ [JIS防滴II形]

関連:ソニーの野外作業用防滴仕様ラジオ ICR-S71 が故障(イ)ッた件wwwwwwwwww

関連:ICR-S71 – ソニーの野外作業用防滴仕様ラジオのレビュー(生産完了,生産終了)

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