(2025年8月)
DVD-RAMディスクに対し、DVDレコーダーやPC用ドライブで「物理フォーマット」をシカケル事ができる。
「(普通の)フォーマット」や「初期化」とは異なり、「物理フォーマット」にはゴツ時間がカカルが、一体/壹體、「DVD-RAMの物理フォーマット」とは何ンなのか?
PC用DVDドライブでの記載
ディスク定義情報や、欠陥管理情報の書き込みを行い、セクターレベルでのアクセスを可能にする動作のことです。
DVD-RAMディスクは、全面検査なしで数十秒、全面検査ありで約60分程度の時間を要します。
物理フォーマットを行う場合に選択する。
通常は選択する必要はありません。
ディスク上の全セクターを検査し、不良セクターの代替処理を行います。
4.7GB/9.6GB DVD-RAMディスクの場合、片面を約1時間程度で終了します。
DVDレコーダーでの記載
DVD-RAM 物理フォーマットについて
物理フォーマットを実行することで、使用できない(何度初期化しても正しく認識されなかったり、使用しているうちに認識されなくなった)DVD-RAMディスクが、使用できるようになる場合があります(使用可能になることを保証するものではありません)。
「DVD-RAMディスクの初期化」は、管理情報という一部のデータを書き換えるだけですが、「DVD-RAM 物理フォーマット」は、ディスク内のデータすべてを書き換えるので、非常に時間がかかります。
4.7GB片面のDVD-RAMディスクで約70分かかり、「DVD-RAM 物理フォーマット」を実行中は、予約録画や入力自動録画を含め、すべての他の機能は、処理が終了するまで働きません。
また、DVD-RAMディスクに記録されていたすべての情報は消去されます。
この機能を使用する前には十分に注意してください。
ディスクが汚れている状態で「DVD-RAM 物理フォーマット」を実行すると、物理フォーマットに失敗する場合があります。
また、物理フォーマットに失敗しない場合でも、記録に失敗しやすいディスクになります。
必ず事前に汚れを確認し、必要に応じてディスクのクリーニングを行なってください。
次のようなDVD-RAMディスクに効果が期待できます。
・物理フォーマットが正しく行なわれていないディスク
・ディスク上の汚れやほこりなどが原因で、書込みエラーが多く発生し、追加記録ができなくなったり、通常の初期化ができなくなったディスク
途中で物理フォーマットに失敗した、または中止したディスクを使用する場合は、物理フォーマットを最初からやり直す必要があります。
ディスク内部の欠陥数が、本機の管理上限を超えた場合、物理フォーマットを実行しても使用できません。
DVD-RAMの経年劣化
2003年3月に発売された、Victorの録画用の(=CPRM対応の)DVD-RAMディスク(10VD-M120NC)を2025年の夏に入手し、
DVDレコーダーで録画してみると、録画は最後までエラーなく成功したが、
再生すると後半でブロックノイズ多発となり、PC用ドライブ(DVSM-PLV8U2)で物理フォーマットするも完遂できず、
関連:DVSM-PLV8U2-BK/N(BUFFALOのDVDドライブ) 入手とレビュー
別の、マネシタ電器のPC用ドライブ(LF-P968C)でもダメ。
関連:[Panasonic] LF-P968Cを入手 [スーパーマルチドライブ]
イヅレもUSB接続のドライブであるが、何デカ/刑事シラン(SILANE)けど、当方所有のUSBは、DVD-RAMとの相性が最悪とゆぅか、持ってるDVD-RAMディスクがクヅォ杉流ンだろう。
で、DVDレコーダーでの物理フォーマットも失敗。
仕方/四方がないので、USB接続ではなく、SATA接続のDVDドライブを使うと、物理フォーマットに成功した。
ソレをDVDレコーダーに入れて初期化すると、使用できるようになった。
新品であっても、磁気研究所のDVD-RAM(BM DARM 120 3X5P、原産国は台湾)は、DVDレコーダーでの録画に失敗、PC用ドライブでもDVDレコーダーでも物理フォーマットに失敗で、打つ手がない。
↑磁気研究所のDVD-RAM
台湾系のDVD-RAMは非常に危険で、新品でも経年劣化でダメになっている可能性が非常に高い。
# 台湾系のDVD-RAMは、メーカーが違っても、デドコロは同じ?
同じ年月が経過していても、DVD-RAMは、DVD-RやDVD-RW、DVD+RやDVD+RWよりも、ハルカに劣化している。
DVD-RAMの書き換え回数は10万回と言われ、DVD-RW/DVD+RWの1000回に比べ圧倒的に多いが、当方の使用歴では、もれなく全てALL全部DVD-RW/DVD+RWよりも先に逝ッてる、隠蔽改竄虚偽捏造偽装晋三以上/異常/異状の悲惨杉流状況である。
なら、日本メーカーのDVD-RAMディスクなら大丈夫かとゆぅとソ~でもなく、エンコード界隈で有名なrigaya氏のレポートでは、マネシタ製(Panasonic)のディスクでも79%、Maxellのンでも60%が逝ってる模様。
同じメーカーでも、モデルやロットによって異なるので、ドコが安全とはユエナイが、同氏のレポートを参考にすると、TDKやVictorが安全ッポゐ。
# 今回手に入れた10VD-M120NCがVictorのンなのは、そのため。
台湾系のDVD-RAMは、記録面をよく見ると、黒いシミのようなモノが発生していて、それが不良の原因だろう。
関連:SW-technologyのDVD-RAMが腐ッてる可能性
このシミは、記録したか否かにかかわらず発生するので、新品であっても、既に●んでいる。
以下は、上のSWの金(左側のCPRM対応)に発生したシミを捉えた、貴重/機長/帰蝶な写真である。
# 規則正しい破線状のソレはサーボパターン。
下は、上の写真を拡大したモノだ。
さらに拡大。
このようなシミが、記録面に無数に発生している。
上述したように、物理フォーマットは「ディスク上の全セクターを検査し 不良セクターの代替処理を行う」のだが、シミにより不良セクターが大量発生すると、用意されていた代替領域(スペア領域)を使い尽くしてしまい、そのディスクは使用不能となる。
4.7GBの半分がキズやシミやダメになっても、残りの2GBは使わせテ~ナ!だが、ソレは無理で、そのディスクは全く使えなくなる。
DVD-RAMは、当初はケースに入っていたが、その後、ケースはなくなった。
ケースがないコトにより、キズやホコリが付きや易くなったが、ホコリが付くとどうなるか。
ホコリが付くと、その領域は「欠損」扱いとなり、代替領域を使用して補完される。
が、その後、クリーニングクロス等でホコリを除去しても、「欠損」扱いはそのままであり、使用された代替領域は戻らない。
というコトで、ホコリが付いていると、どン/首領!どン/首領!代替領域が減少していき、使い尽くされ、そのディスクは使用不可となる。
ケースがあろうがなかろうが、ホコリは必ず存在するので、代替領域は常に減少しているということになる。
分からないのは、PC用ドライブでも、DVDレコーダーでも、物理フォーマットに失敗すると「失敗しました」「できません」とだけで、その理由を表示しないコト!
「代替領域を使い尽くした」とか、もっとユェば「代替領域が●●MBあり、現在、代替処理にてその▲▲MB(◆◆%)を使用中」とかの状態を、プロパティーとかで表示スベキだろう。
ImgBurnで Tools>Drive>Erase Disk>Full と進むと「物理フォーマット」となり、失敗すると、ログ(View>Log)に
↑Erase Disk>Quick には成功してるのに、Fullではコノヅァムァ!
「Failed to Erase Disc! – Reason: No Defect Spare Location Available」
と表示される場合、代替領域を使い尽くしているのだが、これを知るには、物理フォーマットを開始し、エラーが発生するまで待たねばならない。
「ディスク内部の欠陥数が 本機の管理上限を超えた場合 物理フォーマットを実行しても使用できません」とあるので、機器は欠陥数を把握できるハヅだが、その欠陥数をディスクに記録はしないのか?
当然、「No Defect Spare Location Available」となったディスクは、代替領域を使い尽くしているため、何度物理フォーマットをしても、全てエラーとなるので、廃棄(フォ)かすか、鳥除けとしてベランダに吊るすかは、キミの判断ドァ!
まとめ
DVD-RAMは信用できない。
代替領域の状態が確認できず、ダメ or OKしか分からない。
新品でも劣化していて終わっている。
台湾系は特に危険。
黒いシミが発生。
SATA接続のシッカリしたドライブを持っとけ。
関連:[年末大検証] 記録型DVDメディアの読取試験(282枚) [DVD-R/DVD+R DL]