MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)でエアーバンドを聴いてみる レビュー

この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

結論から言うと、MR73Sを屋外に置くことで、受信が大幅に向上した。

MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)

以前、ワンセグチューナーを使用したSDRのハナシを書いたが、FMラジオを受ける程度ならテレビ放送のFアンテナでもOKだが、エアーバンド(航空無線)となると話は別。

周波数が全く違うからね。

というか、FMラジオ程度では面白くないでしょwwwww

エアーバンドが受信できるなら、KG-ACARS(フリーソフト)とかもできるしね。

# ACARSとは、航空機-地上間で行う無線データ通信のこと。
# 131.25MHz(国内線)と131.45MHz(国際線)、ともにAM変調。
# エアーバンドの範囲内にある。
# ピー・ギャーという音。

受信機を外に持ち出して受信するなら、先にレビュー済みの、エアーバンドに最適化されたSRH1230(DIAMOND,120/300MHz,SMA)でOKだが(長いけどw)、室内だと向いていない。

電波を受けるのは、受信機ではなく、まずアンテナだからね。

写真(カメラ)の「ボディーよりもレンズ」と同じだ。

光はレンズから入るからね。

そしてアンテナは、室内ではなく、屋外に出すのがよい。

電波は外を飛んでいるからね。

ということで、MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMA)を入手。

MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)

・利得:3.4dBi(430MHz)
・インピーダンス:50Ω
・全長:約50cm
・重量:80g
・耐入力:10W
・同軸ケーブル:RG-174U(3m)

接栓はSMAだね。

SMA(P,オス)SMA(P,オス)

最近のハンディー機の接栓は、ほとんどSMAであり、BNCは見なくなった。

BNCはSMAに比べ接続が確実であり強度もあるが、大きいため、小型化の進むハンディー機には向かないのだ。

MR73Sは、アマチュア無線用(144/430MHz)の車載アンテナであるが、エアーバンドにも使えるよね。

エアーバンド用(120/300MHz)のアンテナは高いが、アマチュア無線用(144/430MHz)は安いので、試してみるのには最適だ。

車載アンテナというと巨大なイメージを持つかもしれないが、手にしてみると「ショボッ!」となるくらい小さく、そして細い。

根元が曲がるようになっているので便利だが、

根元が曲がる根元が曲がる

今回のように車載用途でなければ、これは不要かな?

何度か曲げていると、抵抗が少なくなってくる。

ネジがあるので締めても、あまりキツくならないのね…

根元のネジ根元のネジ

曲げないなら、この部分をテープで巻き、止めてしまうのがいいだろう。

底面が磁石なので、ベランダの室外機など、鉄製のモノに付けると、屋外設置がラクなのだ。

底面は磁石底面は磁石

・磁石は強力
・アンテナは軽い
・アンテナは細い(風の抵抗が少ない)

上記の理由から風でも落ちないと思うが、アンテナ本体にヒモを付けるなど、落下しないような二重対策を。

IC-R6(アイコム)のような、接栓がSMA(J,メス)の受信機であれば、そのまま付く。

アンテナを外に出し、室内で受信。

ケーブルは3mあるので、ベランダ設置なら室内までは足りるだろうが、室内で不足する場合は延長ケーブルを使って伸ばす。

なお、受信機の接栓がBNCなら、BNC(P,オス)のMR73Bを選択しよう。

もしくは、受信機側のBNC(P,オス)をSMA(J,メス)に変換するアダプタを使うか。

BNC(P,オス)-SMA(J,メス) 変換アダプタBNC(P,オス)-SMA(J,メス) 変換アダプタ

変換アダプタを使用しない方が、電波の減衰を考えるといいのだけど。

■SMA接栓



■BNC接栓



■SMA延長ケーブル



■BNC(P,オス)-SMA(J,メス) 変換アダプタ

チューナー側のMCX(P)をSMA(P)に変換すれば、MR73Sは以下でも使用可能。

関連:ワンセグチューナー(DS-DT305)を入手 – SDR(ソフトウェアラジオ) – RTL2832U

MR73Sを入手、屋外に設置しケーブルを室内に引き込むことで、室内でエアーバンドを聴くことができた。

アンテナを用意してもダメなら、受信機をアイコムのIC-R6などに変えてみよう。

アイコム 広帯域ハンディレシーバー IC-R6

IC-R6は他の受信機に比べ、スキャンやサーチの速度が圧倒的に速く、ストレスにならない。

また、単三アルカリ乾電池二本で約19時間もの受信が可能という、長電池寿命で、屋外での使用も問題ない。

IC-R6のアンテナ端子はSMA(J,メス)なので、アンテナ側の末端がSMA(P,オス)のものであれば、そのまま接続できる。

SRH1230(DIAMOND,120/300MHz,SMA)MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMA)はそのまま付くが、UT-108UV(NAGOYA,144/430MHz,SMA)はアダプタが必要。

アイコム 広帯域ハンディレシーバー IC-R6
アイコム (2010-01-30)
売り上げランキング: 2,428


はじめての受信機操作ガイド 最新版 (三才ムックvol.699)
三才ブックス (2014-04-17)
売り上げランキング: 32,603
タイトルとURLをコピーしました