[重大インシデント] 鹿児島空港でプロペラ機が割り込み、JAL機が着陸やり直しの、その後。
小型機が針路に割り込み、羽田発の日本航空651便(ボーイング767型機)が鹿児島空港(鹿児島県霧島市)で着陸をやり直した問題で、管制を担当していた国土交通省は12日、小型機に着陸許可は出しておらず、指示を誤認した可能性があると発表した。
同省によると、10日午後4時53分ごろ、651便が高度約300メートルを降下中、新日本航空(同市)が運航する小型プロペラ機が前方に割り込んだため着陸をやり直した。
交信記録を確認したところ、管制官は小型機に対して同4時49分に「767型機に続け」と指示。
3分後に「機体を確認した。続きます」と返答があり、その後着陸許可を出すはずだったという。
管制官はベテランで、離着陸する航空機に1人で指示を出していた。
新日本航空は取材に対し、「着陸許可を得て降下していた」と話した。
同省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定、運輸安全委員会が航空事故調査官3人を現地に派遣して原因を調べている。
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