西アフリカでのエボラ出血熱の流行と成田国際空港での対策

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ギニアリベリアシエラレオネナイジェリア

これらは、エボラ出血熱の感染が認められた国である。

エボラ出血熱の感染が認められた国

上記に加え、コンゴ民主共和国(旧ザイール)でもエボラ出血熱が発生した模様。

アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)のカバンゲ保健相は24日、北西部の赤道州でエボラ出血熱の感染者が確認されたと発表した。
カバンゲ氏によれば、医療従事者5人を含む13人がエボラ熱で死亡したとみられ、別に11人が発症。
約80人の健康状態を調査しているという。

関連:コンゴでエボラ熱発生 西アフリカとは別ウイルスか

エボラ出血熱により、西アフリカを中心に1,400人を超える死者が出ている。

日本には、これらの国との直行便はないが、乗り継ぎで入ってくる可能性があるね。

成田国際空港(NRT)では、帰国後の検疫(Quarantine)に於いて、サーモグラフィーでの発熱チェックや、

ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアに滞在された方は検疫所職員までお声かけください

として、入国者に申し出をすすめている。

成田国際空港の到着ロビー
成田国際空港の到着ロビー

関連:エボラ出血熱について(成田国際空港)

これらの国に一旦入国しても、運航停止などにより出国できなくなる可能性がある。

関連:エボラ出血熱について(厚生労働省)

関連:厚生労働省検疫所

関連:ギニア、リベリア、シエラレオネ及びナイジェリアにおけるエボラ出血熱の発生状況(外務省)

すぐには発症しないことに加え、ヒトからヒトへの感染や、モノを介しての感染となれば、空港で調べても分からないのではないのかな?

アフリカに行ったことのないヒトは、行ったと申告するはずない。
しかし、アフリカに行った人と外国で接触しているかもしれない(面識の有無は問わず)。

という意味で、私も含めてほぼ全員が危険なのだ。

関連:ギニア(海外安全ホームページ)

関連:リベリア(海外安全ホームページ)

関連:シエラレオネ(海外安全ホームページ)

関連:ナイジェリア(海外安全ホームページ)

関連:コンゴ民主共和国(海外安全ホームページ)

なお、「コンゴ」とだけ書くと、「コンゴ共和国」なのか「コンゴ民主共和国」なのか区別が付かない。

コンゴ共和国:Republic of the Congo

コンゴ民主共和国:Democratic Republic of the Congo

コンゴ民主共和国は、昔のザイールだ。

エボラウイルスが最初に発見されたのは1976年6月で、感染者は男性。

場所はスーダン(現:南スーダン)であるが、男性の出身地近くにあるザイール(当時)のエボラ川から、このウイルスの名前がエボラウイルスと名付けられた。

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人間の側に立てばエボラウイルスは敵だが、エボラウイルス側に立てば、人間は敵である。

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