ハードディスクを多数扱っていると、
05:代替処理済のセクタ数
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数
に値が付くことが多々見られる。
結果として、CrystalDiskInfoでは「注意」と表示される。
関連:WD20EARS(WDのハードディスク,2TB)の故障
今回、
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数
に値の付いたハードディスクに、ローレベルフォーマットを行う。
ローレベルフォーマットツールは
HDD LLF – Low Level Format Tool
を使用する。
無料版では、処理速度が制限されるが…
まず、USB接続でも構わないので、対象のハードディスクを接続する。
そして、HDD LLFを起動。
すると、パソコンに搭載された固定ディスク一覧が表示される。
その中から、ローレベルフォーマットを行うディスクを選択し、Continueをクリック。
当然、ローレベルフォーマットを行うと、そのドライブにあるデータはすべて消えるので、選択を間違わないこと。
上部のタブで「LOW-LEVEL FORMAT」を選択し、下の「FORMAT THIS DRIVE」をクリックする。
データが消えるがよいか?と訊かれるので、
「Yes」をクリックするとローレベルフォーマットが始まる。
あとは、ひたすら待つ。
ローレベルフォーマット対象のディスクはロックされるが、それに関わらない作業であれば可能。
Low-level format is complete.と表示されれば、完了。
パソコンを再起動させる等し、ハードディスクを再起動させ、再認識させる。
すると…
「C5:代替処理保留中のセクタ数」が消えた?
今回(500GB)のローレベルフォーマットに要した時間は、約5時間。
となると、2TBや3TBの場合は…
なお、
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数
は、増減することがある。
関連:S.M.A.R.T.のC5,C6の値が上下するハードディスク