サーバーの内蔵時計は、一度合わせてもずれていく(パソコンでも同様)。
時刻がずれていると、ログ等の時刻もずれることになり、よくない。
Windowsであれば、XP以降、ネットに接続されていると自動的に時刻を取得し、調整するようになっている。
DebianのGUIでは「ネットワーク時刻」というスイッチがあり、これをオンにすることで、同様に調整可能なようだが…
オンにすると時刻がロックされる(=自動調整?)
オフにすると日時選択可能(=手動調整)
ネットワーク時刻をオンにして放置しても、何故か自動で調整されないので、既存の通り、CUIで行う。
↓
NTP(Network Time Protocol)で、(正しい時刻を持っている)時刻サーバーに(時刻を)問い合わせ、正しい時刻に設定することが可能となる。
先ずは、ntpをインストール。
以下、管理者権限(su)でないと操作不可。
apt-get install ntp
この時、以下のようにインストールディスクを求められるので、予め入れておくとよい。
—–
メディア変更:
‘Debian GNU/Linux 7.4.0 _Wheezy_ – Official amd64 DVD Binary-1 20140208-13:47’
とラベルの付いたディスクをドライブ ‘/media/cdrom/’ に入れて Enter キーを押してください
—–
インストール後、設定ファイルが
/etc/ntp.conf
にある。
その中の
# You do need to talk to an NTP server or two (or three).
#server ntp.your-provider.example
server ntp.your-provider.example
の部分を
ntp.nict.jp
ntp.nict.jp
ntp.nict.jp
に書き換えて再起動(同じものを3つ続けて書く)。
/etc/init.d/ntp restart
するのであるが、その下に
# pool.ntp.org maps to about 1000 low-stratum NTP servers. Your server will
# pick a different set every time it starts up. Please consider joining the
# pool:
server 0.debian.pool.ntp.org iburst
server 1.debian.pool.ntp.org iburst
server 2.debian.pool.ntp.org iburst
server 3.debian.pool.ntp.org iburst
に設定があるので、そのままでもよい。
NTPサーバーの動作確認
ntpq -p
左端の*は前回同期したサーバー、+は次回使用候補。
再起動直後は+がないこともあるので、暫く待ってから再実行。
技術評論社
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