アナログ選局アナログ表示のラジオである、ER-20T-N(ELPA,朝日電器)。
既に生産完了品であり、現在はER-C54Tに移っている。
ER-20T-NとER-C54Tの差異に関しては、以下を参考に。
関連:ER-20T-NとER-C54T,ER-21T-NとER-C55Tの新旧比較(ELPA,エルパ,朝日電器)
チューニングの際のグィスィグィスィ感が気になるので、改善してみる。
とにかくバラす。
本機は、3層に分かれている。
背面層を外すため、背面2個、電池ケース内に1個のネジを外す。
背面にあるロッドアンテナ固定用のネジは外す必要はない。
背面層を外す時、ロッドアンテナ端子と基板をつなぐ電線があるので注意(切れた場合はハンダ付けすればいい)。
背面が外れたら、ネジ3個を外して中央層を取り出す。
その際、チューニングノブ付近が引っかかるが、ノブを引き抜くと分解できる。
中央層のチューニングスケール(銀色板)は、3個のネジで止められているので、これを外す。
チューニングは、ヒモガケ(糸かけ機構)で動いていことが分かるだろう。
チューニングノブの軸と、正面向かって左にあるヒモガケのプーリー(2個)の軸にシリコンスプレーをかける。
# 金属用の5-56ではない!
ただし、ヒモにかからないように注意(空回りしてしまう可能性)。
シリコンスプレーをかけるのは回転の摩擦になる軸であり、ヒモをかけてある部分ではない。
若干スムーズになったようだが、ヒモガケという構造である以上、限度はある(グィスィグィスィ感は残る)かな?
分解したついでに、エアダスターで、内部のホコリを除去しよう。
また、チューニングスケールとその前の透明プラ窓を拭いておく。
チューニング指針が左右に傾いている場合は、真っ直ぐに曲げておくとよい。
ER-20T-N(ER-C54T)は、ロッドアンテナ端子と基板をつなぐ電線が短かく、開け閉めしてるとスグに切れるので、長めの電線に交換しておくとイイだろう。
ロッドアンテナ側は、ケースにつけたままハンダ付けするとケースが溶けるので、一旦、ロッドアンテナをケースから外してからハンダ付けするとよい。
ER-20T-N(ER-C54T)はデジタル表示ではないので、既知の周波数に合わせにくかったり、偶然受信した局の周波数が分からなかったりするが、何か分からないモノを探すというワァクワァク感はあるね。
便利/確実/明白/明確なモノが、必ず使用者にフィットするとは限らないヨー(YAW)だ。
同様のアナログ選局アナログ表示のラジオには、AudioComm(オーム電機)のRAD-S512NやRAD-S520Nがある。
RAD-S512Nの後継がRAD-S520Nね。
周波数が分からんのはアカン!ちゅうヒトは、デジタル表示のER-C55T買いなはれ…
アナログ選局やけどデジタル表示のラジオやから、周波数が数字で確認できる。
既知の周波数を狙ってもヨシ、偶然発見した局の周波数をネットで調べてもヨシ!
DSPのラジオ(ER-C57WR)も持っているが、チューニングの反応が遅い(音が消えてから入る)ので、素早い選局はできない。
周波数が分かっている場合は直接入力でき、登録もできるので、一般的な使い方ではソチラの方がいいけど。
この記事では、そのような一般的な使い方は想定していないし、コレを読んでる読者諸氏もそうだろう?
指先に神経を集中させ、チューニングノブをディワディワ回し、ヌィヤヌィヤしているアヤしいズィンヴツばかりだろう?
まー、ソーユー(SAW-YOU)コッチャ。
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