Audiomaxの、MPR-9(録音可能なFM/AMラジオ)。
SDカードやUSBメモリーに記録したmp3ファイルを再生でき、さらにラジオや内蔵マイクからの音を録音できる多機能ラジオである。
昔の「ラジカセ」に匹敵する機能が、1,500円程度で手に入る。
FM:88-108MHz
AM:530-1600kHz
電源:単三電池×3本/リチウムイオン充電池(BL-5C)
アナログチューニングなので、AMのステップ(9kHz/10kHz)を気にする必要はない。
充電池(BL-5C)の充電は、付属のUSBケーブルで行う。
<良い点>
多機能。ファイル再生だけでなく録音もできる。
マイクロSDカード(中国ではTFカードと呼ぶのが一般的)ではなく、フルサイズのSDカードが使用できる。
個人的には不要だが、wmaの再生も可能。
<悪い点>
FMが88-108MHzと、下限が高く、日本では受信できない局がある(日本向け製品ではないので製品が悪いのではない)。
電池が3本使用で奇数である。
ボタンが多く、操作がやや複雑。
充電ケーブルが特殊で、マイクロUSBなどの汎用ケーブルではない。
短波放送には非対応。
<対処>
FMが88-108MHzで受信できない局があるが、FM補完放送(ワイドFM)は聴ける。
充電池(BL-5C)は600mAで小容量のため、単三電池がよい(ケーブル問題も回避)。
中国ラジオの一部は、ELPA(朝日電器)やオーム電機(AudioComm)、アンドーなどから出ているが、MPR-9は見ない。
周波数を日本仕様にして国内で売れば、それなりに売れると思うのだが。
USBメモリーを使う場合は、できるだけ飛び出ないように短いものを選択するとよい。
また、状況を把握するためにも、アクセスランプのあるものが適するかと。
本体色にはシルバーとブルーがあるが、ブルーの方がいいかな。
他にも、ブラックが存在する模様。
ブランドはAudiomaxとなっているが、製造メーカーは不明。
中華ラジオの中には、専用バッテリーのみ対応という製品もあるが、専用バッテリーが劣化すれば使用できなくなってしまう。
だが本機は、専用バッテリーだけではなく単三電池も使用できるので問題ない。
近年はラジオの放送内容の低質化が著しい(特に日本國の国営放送)ので、その場合は記録したmp3を再生し、シノぐことができる。
中華ラジオにはmp3の再生機能を持った製品が散見されるが、録音できる製品は多くない。
それでいながら1,500円程度で手に入るのはいいだろう。
<MPR-9(Audiomax)>
・SDカードやUSBメモリーのフォーマット形式、上下容量
・何時間まで録音可能か?
・録音のビットレート
・録音中に空き容量が尽きた場合の振る舞い
・FMのモノラル/ステレオ(ヘッドホン及び録音)
・最小音量、最大音量
・録音中のインジケーター
MPR-9にはD4469という型式が打たれていることもあり、後継機種はSRW-710(D11552)/SRW-810(D11553)と思われる。
SRW-710(D11552)/SRW-810(D11553)は、マイクロSDカードのみ、充電池(BL-5C)のみの対応となったが、液晶モニターが付き、短波が付き、デジタルチューニングとなり、外部入力端子が付き、マイクロUSB端子になった。
ダイヤルは廃され、全てボタンになっている。
SRW-710(D11552)とSRW-810(D11553)の違いは、外観(色,ボタンの個数や配置)、FMの周波数(SRW-710は87-108MHz、SRW-810は70-108MHz)である。
↓SRW-710(D11552)
↓SRW-810(D11553)
AMのステップは、両者とも9kHz。
よってFMの広いSRW-810(D11553)を選択すべきなのだが、色やデザインがSRW-710(D11552)に比べ格段に悪い…
87MHz未満の周波数を捨ててもいいなら、SRW-710(D11552)の方がいいかも。
ブラックにオレンジの表示が冴える。
87-108MHzなので、FM補完放送(ワイドFM)は聴ける。
縦型のMR-10(D11554)やMR-12(D11555)は、FMしかサポートしないので選択外。
関連:SRW-810(Audiomax,D11553) 録音可能なFM/AM/SWラジオ レビュー①
関連:SRW-810(Audiomax,D11553) 録音可能なFM/AM/SWラジオ レビュー②
関連:SRW-810(Audiomax,D11553) 録音可能なFM/AM/SWラジオ レビュー③