今年の航空重大インシデントは既に8件発生(大型機5,ヘリコプター3)

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2015年10月10日に、鹿児島空港でJAL機に小型機が接近した件であるが、

関連:[重大インシデント] 管制官は着陸許可出さず – 指示誤認か? [着陸のJAL機に小型機接近]

関連:[重大インシデント] 鹿児島空港でプロペラ機が割り込み、JAL機が着陸やり直し

翌日、重大インシデントに認定された。

重大インシデント

発生年月日:2015年10月10日
発生場所:鹿児島空港 滑走路34 最終進入経路上、同滑走路末端から3マイル(約5.4km)付近
航空機区分:大型機 小型機
型式:ボーイング式767-300型、ブリテン・ノーマン式 BN-2B-20型
登録記号:JA8364-JA80CT
運航者:日本航空株式会社、新日本航空株式会社
事故等種類:異常接近報告に基づき調査中
概要:報告機は、鹿児島空港滑走路34最終進入経路上、同滑走路末端から3マイル(約5.4km)付近、高度約1000フィート(約300m)で、前方に固定翼機を確認したため、着陸をやり直した。
調査状況:調査中
死傷者数:なし

関連:航空重大インシデントの概要(2015年10月10日発生) (運輸安全委員会)

JALからも発表が出ている。

2015年10月10日、JL651便(羽田発鹿児島行き)は、鹿児島空港への着陸の許可を管制より得て、滑走路へ最終の進入中、前方左下に他社機が接近している状態であることを確認したため、再度上昇して着陸をやり直しました。
本事例は、国土交通省より10月11日に重大インシデントに認定され、現在、国の運輸安全委員会により調査が行われており、弊社といたしましては、今後も調査に全面的に協力を行ってまいります。
ご搭乗のお客さまおよび関係者の皆さまにご心配、ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

関連:2015年10月10日 JL651便の運航について (日本航空株式会社,2015年10月12日)

本件で今年の重大インシデントは計8件目(大型機5,ヘリコプター3)。

昨年(2014年)の重大インシデントは計4件なので、既に倍に達している。

大型機だけで10件(他に5件の計15件)発生していた年(2005年)もあるので、極端に多いとはいえないが。

これ以上増えないで今年を終えたいところだ。

関連:航空重大インシデントの統計 (運輸安全委員会)

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