・空自ヘリと全日空1694便が衝突した可能性
・全日空1694便と日本トランスオーシャン航空610便が衝突した可能性
3日、那覇空港で、全日空機が離陸のため滑走路を走行中に航空自衛隊のヘリコプターが前方を横切ったため離陸を中止し、さらに同じ滑走路に別の飛行機が着陸するトラブルがあった。
国土交通省によると3日午後1時半前、那覇空港発-新千歳空港行きの全日空1694便が、離陸のため滑走中、航空自衛隊のヘリが管制官の許可なく前方を横切ったため離陸をやめ、滑走路上に緊急停止した。
さらに、その直後、日本トランスオーシャン航空610便が同じ滑走路に着陸した。
管制官は、610便に着陸のやり直しを指示していたが、日本トランスオーシャン航空は、指示は着陸した後で受けたとしており、全日空機から400~500メートルの位置で止まったという。
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本件は、2015年の航空重大インシデントの2件目。
関連:航空重大インシデント JTA、JAL、航空自衛隊 2015年6月3日 (運輸安全委員会)
1件目は、4月5日の徳島空港の件である。
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