以前はよく使っていた、高倍率ズームレンズの類。
シグマやタムロンの、18-200mmとかね。
18-200mm(シグマ,キヤノン用)
高倍率ズームレンズを使うと、広角から望遠まで1本で済み、レンズ交換する必要がない。
・レンズ交換の手間が不要。
・レンズ交換時のホコリの侵入がない。
・レンズ1本で済むので軽い。
といった、大きな利点がある。
しかし、高倍率ズームは、標準ズームと比べ画質が悪いとされ、画質にこだわる中級者以上には避けられてきた。
が、最近の高倍率ズームは、非常に評価がイイようで…
<TAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD(B016)>
・16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO キヤノン用 APS-C専用 B016E
・16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用 B016N
・16-300mm F3.5-6.3 DiII PZD MACRO ソニーAマウント用 APS-C専用 B016S
VCは「Vibration Compensation」の略で、レンズ内手ブレ補正のこと。
# Compensationはここでは「相殺」の意味。
但し、ソニーαマウント用はBODY内に手ブレ補正機構があるので、VCは省略されている。
以前の高倍率ズームといえば「18-200mm」だったが、その後望遠端が伸びて「18-270mm」となり、上記のレンズでは広角端も伸び、「16-300mm」となっている。
ネオ一眼風に表現すると、18.75倍(300÷16)!
非関連:倍率ドン!さらに倍!
しかも、最短撮影距離が全ズーム域で39cmなので、マクロ撮影も可能という高機能レンズ。
レンズを買う流れとしては、
①レンズキットのズームレンズでスタート。
↓
②キットレンズでは望遠端が不足するので、高倍率ズームを買う。
↓
③カメラ雑誌などを読み始めると、画質に不満を感じるようになり、明るい標準ズームや単焦点レンズを使い始める。
↓
④複数のレンズを持ち歩くのが面倒になり、高倍率ズームに戻る。
といった感じか。
③から④への移行は、加齢(体力低下)もあるだろう。
④の時点では、②の時に比べ高倍率ズームの画質が向上しているので、高倍率ズームを受け入れやすくなっている。
確かにレンズ交換は面倒であり、面倒故に撮らない「まぁいいか」現象の多発。
そして、荷物は極力減らしたい。
格安航空会社(LCC)を使う場合、機内持ち込みは7kgまでというところもあるのでね…
関連:[Jetstar] ジェットスターの支払手数料,機内持込重量の減少(10kg→7kg),受託手荷物手数料 [危険杉流改悪]
7kgまでとなれば、レンズ1本が無視できない。
最近の高倍率ズームレンズは、高倍率ズームレンズで撮ったと分からないレベルまで来ている。
分からないのであれば、高倍率ズームレンズでもいいハズなのだが、プライドが許さないのだろう(笑)
高倍率ズームは一見高いが、何本もレンズを買うことを考えると、非常にオトクな選択である。
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