(2021年5月)
イワクツキのアレ、知ってる人は惡人とユワレル(未確認)、SOTEC(総鉄屑)/KENWOODのRD-VH7PCである。
↑中央上段がRD-VH7PC
CD、ラジオ(FM/AM)、アンプが一体化したモノで、PCとUSB接続するコトで、PCの音をRD-VH7PCから出したり、CDやラジオの音をPCで録音したりできるアレ。
制御ソフト「GEOBIT」で、PCからRD-VH7PCの操作も可能だったが、2000年前後(WindowsXP時代)の機器なので、2021年5月時点の最新の環境(Windows10,20H2,64bit)では、動かすのにかなりの工夫が必要。
本頁は、そンな惡人や詐川国税庁長官に、ナニをアレするソレである。
実行環境
・Lenovo ThinkCentre M75q-1 Tiny
・Windows 10 Home(20H2,64bit)
・2021年5月
ドライバーの問題
RD-VH7PCをUSBケーブルでPCにツナグと、勝手にドライバー(Kenwood Audio Device)が入り、なンだ楽勝じゃん!と思われるが、INPUT(入力)を「PC USB」にしても、音が出ない、出ても5秒ほどで消えてしまうというアリサマ。
なので、有志作成のドライバーを探して入れようにも、未署名のデバイスドライバーにつき拒否される罠!
必要物
① FSUSB2N-drv.zip
② vh7pcctrl_v019dbg.zip
③ up0116.zip
全て解凍しておく(①のパスワードは「k-an!!」)。
ドライバーのインストール
「vh7pcctrl_v019dbg」の中にある「VH7PC_WINUSB.inf」を「ktv-fsusb2.inf」にリネーム。
「FSUSB2N-drv」にある「ktv-fsusb2.inf」に上書き。
以下の方法で、未署名のデバイスドライバーをインストールできる状況にする。
関連:Windows10で未署名のデバイスドライバーをインストールする方法
「FSUSB2N-drv」にある「dpinstAMD64.exe」を実行。
「ドライバーソフトウェアの発行元を検証できません」と出るが、「インストールします」を選択。
RD-VH7PCのINPUT(入力)を「PC USB」にし、PCの音がRD-VH7PCから出ることを確認シタレ!
VH7PCCtrl
「vh7pcctrl_v019dbg」にある「vh7pcctrl.exe」が有志作の制御ソフトである。
起動時に以下の画面が出る場合は、
Microsoft Defender SmartScreenは、認識されないアプリの起動を停止しました。
このアプリを実行すると、PCが危険にさらされる可能性があります。
「詳細情報」をクリックし、出現する「実行」をクリック。
タスクトレイにアイコンが出るので、右クリックで色々できるが、スキンがないので使いにくい。
「up0116.zip」を解凍し、中にある「skins(フォルダ)」を、「vh7pcctrl_v019dbg」にコピーし、スキンを適用するとヨカロウ。
VH7PCCtrlの問題点
反応が鈍い時がある。
VH7PCCtrlでRD-VH7PCとシステムコントロールコードで接続したDM-VH7(MDレコーダー)に対する制御で、MDを選択すると再生が始まるが、停止や曲移動が一切できない。
X-VH7(カセットデッキ)も同様かと思われる。
CDに対してはそンなコトないので、外部接続機器に対する操作は難あり。
VH7PCCtrl以外にも、
・VH7PCrec:汎用録音ソフト「ロック音」と連動してラジオのタイマー録音を可能にするソフト。
・VH7PCレコーダー:単体でラジオをタイマー録音するソフト。
・vpctl:常駐させておくと便利な電源管理ソフト。
などの有志ソフトがあるらしいが、今回は未確認。
RD-VH7PCの問題点
コンセントを抜くと、即座に時刻を忘れるので、再設定が必要。
正確には、切れた時間で点滅表示したまま止まる。
点滅表示なンで、非常に目障り、ウセルォ!!
ヘッドホンの音がショボゐ。
スピーカーを接続せヅ、ヘッドホンで聴いても、本体が無駄に熱ゐ!
背面を触ると分かる。
取り出したCDが熱!熱!になってるコトも。
ヘッドホンだと分かるが、何も再生していない時も、常時「サー」と音がシテル。
PC USB時、音楽ファイルやYouTube等を再生すると、小さく「ピー」音が混じる。
再生したまま、PC上でボリュームを0にするとよく分かる。
後述のWASAPI(排他モード)にしても改善しない。
CD/ラジオ/MD/TAPEに比べ、PC USB時は、(PCで設定しても)概して音が小さいので、両方使う場合は、いちいちボリュームを動かす必要がある。
スピーカーを使いたい場合、もっと小型のUSB-DACにアンプ内蔵スピーカーを組み合わせた方が、クールでスマートかはシラン(SILANE)。
ラジオ
ラジオの性能は並以下で落伍者。
ラジオの受信周波数は、
・FM:76-90MHz
・AM:531-1629kHz
であり、FM補完放送(ワイドFM)には非対応。
FM/AMともに、アンテナを接続しないと何も受信できない。
AMはノイズの影響を受けるので、できるだけPCから離して設置したいが…
その他
CDはスロットイン方式だが、8cmのシングルCDも再生可能。
但し、中央に差し込まないと閊(ツカ)えてしまう。
CDやラジオ、MDやカセットの音をPCで録音するコトが可能。
MDのデータ化(但し再生はアナログ)や、カセットのデジタル化ができるワケね。
録音ソフトはSoundEngine Freeなどが使える。
RD-VH7PCには入力が2系統(MD/TAPE)があるので、ここから入るものであれば何でもPCで録れる。
PCの「サウンド」の「録音」にある「Kenwood Audio Device」がソレだが、初期では「1チャンネル(=モノラル)」になってるので、必ず2チャンネルにしておくコト。
その下にある「アプリ…排他的に制御…」と「排他モード…優先…」にチェックを入れておくと、foobar2000等でWASAPIが使える。
関連:WASAPI(排他モード)とASIOで高音質を目指す!
PC USB時、2系統(MD/TAPE)あるLINE OUTからは常時音が出ている(ヘッドホンを挿しても出ている)ので、PCの音をMD(DM-VH7)やカセット(X-VH7)に録音することも可能。
但し、本機とDM-VH7を光デジタル接続していても、著作権のアレから、デジタルでは録音できず、アナログケーブル経由となる。
適/不適
適:スピーカーで聴きたい人。
当然スピーカーが必要、純正品はLS-VH7。
適:LINE入力(アナログ)で、PCに録音したい人。
MDやカセット、レコード、ゲーム機等…
適:安くアレしたゐ人
ヤフオクでは2千円くらいで入手可能だが、製造から20年近くが経過しており、不具合/故障品も多い。
不適:スマートにキメたゐ人。
デカゐ、重ゐ、デザインが最惡。
不適:無駄が嫌ゐナ人
熱ゐ(=無駄な電力消費)、最大45W。
スマホと青歯イヤホンでストリーミングで聴くヤング世代から見ると、微妙なシナモノやね…
2003年7月11日に発売された、ONKYO(怨凶/狂)のMA-700Uの方がマシかも…
・ドライバー導入はカンタン、上述のようにメンドクサイことはない。
・デザインがマトモ。
・CDドライブはないが、その分スッキリ筐体(FM/AMは付いてる)。
・「サー」「ピー」という音が(完全ではナゐにシロ)少ない。
・熱いが、激熱ではない。
但し、入手性は悪い。
興味アルナラ、以下の記事を読め!ドァヴォ!!
関連:[ONKYO] MA-700UをWindows10(20H2)で使う [レビュー]
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