以前、ワンセグチューナーのチップ発熱について書いた。
関連:DS-DT305(RTL2832U)の発熱により感度が下がる問題 – 放熱対策が必要?
受信をしていると、チップが発熱し、受信感度が下がる問題。
ああ、ワンセグの受信ではなく、SDR(ソフトウェアラジオ)での使用だけど。
RTL2832U
これを改善すべく、ヒートシンク(放熱板)を入手し、取り付けることにした。
入手したヒートシンクは、銅製のもの。
チップのサイズが不明だったので、長方形と正方形の2種類を買ってきた。
入手した銅製ヒートシンク
・長方形:2.2cm×0.8cm
・正方形:1.3cm×1.2cm
ヒートシンクは、電子部品屋で1個130円くらいで売られているし、アマゾンにも売られている。
銅製ヒートシンク 12mm×13mm×5mm (5個)
銅製ヒートシンク 12mm×13mm×5mm (10個)
家に帰り基板上に仮置きしてみると、長方形のヒートシンクだと1つで済むことが分かったので、長方形のみを使用することに。
長方形のヒートシンクを置いてみると…
2つのチップをうまく覆うことが分かる
ヒートシンク裏面には導熱性のテープが付いているので、シールをはがし、チップに貼るだけ。
導熱性のテープ
壊れない程度の力で圧着しよう。
側面から見たところ
小さいヒートシンクなので効果を期待していなかったが、これが効果テキメン!
連続受信でも受信感度が下がることはなくなった。
ヒートシンクに触れると暖かいので、チップの熱が移動していることが分かる。
まぁ、冬に向かう時期であり、気温が下がってきたというのもあるが…
ヒートシンクには銅のものとアルミニウムのものがあるが、銅の方が放熱効果が高い。
チップの熱がヒートシンクに移り、ヒートシンクの熱が空気中に逃げるワケね。
パソコンのCPUに乗ってるクーラーのヒートシンクと、働きは同じだ。
当然、ヒートシンク周辺の空気の温度(気温)が高ければ、熱を逃がすことができない。
よって、暖房をかけている部屋では放熱が悪くなるので注意だ。
アンテナとともに屋外に出すと冬は有効だが、ケースに入れるなどの防水加工が必要だしね。
小型ファン取り付け、ヒートシンクに風を当てるようにすればさらによいだろうが、それは夏になってからの課題として…
なお、適したアンテナを接続していないと、放熱対策をしても意味がない。
そりゃ、電波はアンテナから入ってくるのでね、発熱云々以前の問題だ。
アンテナに関しては、以下の記事を参考に。
関連:MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMA)とUT-108UV(NAGOYA,144/430MHz,SMA)の比較レビュー
関連:MR73S(DIAMOND,144/430MHz,SMAアンテナ)でエアーバンドを聴いてみる レビュー
関連:SRH1230(DIAMOND,120/300MHz,SMA)エアーバンド用アンテナのレビュー
アンテナを入手したら接続するのだが、そのままでは接栓が異なり接続できないので、MCX(P)をSMA(P)に変換する必要がある。
接続が完了したら、アンテナは外に出すことをオススメする。
電波は屋外を飛んでいるからね。
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