ソニーのノートパソコンといえばVAIOだったが、2014年7月1日、VAIO株式会社が発足。
ソニーから日本産業パートナーズ(JIP)へのパソコン事業が譲渡され「VAIO株式会社」が発足。
関連:VAIO株式会社事業開始のお知らせ(VAIO株式会社)
ソニーのVAIOノート(PCG-505)は、1997年11月に登場、それまでのノートパソコンの「灰色で分厚い」というイメージを一新。
ソニーのVAIOノート(PCG-505)
ただ、当時はパソコン参入新参だったためか、保証期間は6ヶ月だった。
1年ではなかった。
銀色の本体がクールで、私も505シリーズを使っていたが、薄いのはいいものの、耐久性に不安があった。
そのうち、多々問題点が…
① パームレストがハゲる。
② 液晶のヒンジ部が弱る。
さらには
③ 底面のゴム足が劣化する。
という、散々な結果にwwwww
① パームレストは、マグネシウム合金に塗装したもののようだが、手首の汗が原因で塗装がハゲ、水分とマグネシウム合金が反応して腐食してくる。
② 液晶のヒンジ部が弱り、液晶画面が自立しなくなり、そのうちヒンジが割れて修復不能となった。
③ ゴム足は加水分解だろう、溶けてきて、触れたものを汚す始末。
①も②も③も、ノートパソコンという用途を考えると、どれも予想できるもの。
その後のVAIOは、①(パームレスト)と②(液晶ヒンジ部)の問題は解消されただろうが、③(ゴム足劣化)は長く続いた。
2003年3月上旬に発売された、PCG-GRV99G/P。
PCG-GRV99G/P
CPUはPentium4 2.6GHzで、液晶サイズは16.1インチ。
購入価格は憶えていないが、かなり高い方だったと思う。
テレビが録画でき、リモコンがあり、ポートリプリケーター(拡張台)も付属しているので、いわゆる「ハイスペックノートパソコン」だ。
その足であるが…
底面のゴム足(赤丸)
既に溶けている
カード状のもので抉(えぐ)ると容易に千切れる
ポートリプリケーター
ポートリプリケーターの足も…
容易に抉れる
足は溶けて粘るので、机の上など、触れるものを汚しまくるwwwww
足が劣化で溶けるなど、材質の決定時に分からないのだろうかwwwww
なお、類似の劣化は、一眼カメラのグリップにも発生するね。
グリップが劣化したEOS(キヤノン)
関連:[加水分解] カメラグリップのベタつきとその除去,対処方法 [EOS Kiss DIGITAL,D70]
グリップが加水分解で劣化し、ベチャつくアレだ。
当然、加水分解は、放置しても改善しない。
ソニーではなくなったVAIOで検索すると…