WD20EARS(WDのハードディスク,2TB)の故障 – WD20EARS-00S8B1,WD20EARS-00MVWB0

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ハードディスクをGBに満たない時代から使用している身にとっては、評価の良くないWestern Digital(WD)であるが、その後のハードディスクメーカーの相次ぐ合併、統合、撤退の中でも生き残っている。

関連:Western Digital、日立HDD事業の買収を完了

Western Digitalのハードディスクは比較的安いこともあり、今や人気メーカー。

まぁ、評価は時代によって変わるし、人によっても変わるものだ。

たまたまハズレを引いたのかもしれない。

Western Digitalのハードディスク、個人的には使用したくはないが、各所で使用されているのは仕方がなく、その面倒を見なければならない。

Western Digitalのハードディスクで5年ほど前に流行したWD20EARSであるが、この不具合が目立つ。

S.M.A.R.T.では

05 代替処理済のセクタ数
C5 代替処理保留中のセクタ数
C6 回復不可能セクタ数

あたりに何かしら発生することが多い。

05,C6に不良(WD20EARS)
05,C6に不良(WD20EARS)

日本での発売は、2009年かな?

なお、WD20EARSには2モデルあるようだ。

表面のディスク部分が丸黒になっているのがWD20EARS-00S8B1、なっていない(銀)のがWD20EARS-00MVWB0である。

WD20EARS-00S8B1(左)とWD20EARS-00MVWB0(右)
WD20EARS-00S8B1(左)とWD20EARS-00MVWB0(右)

作りは-00S8B1の方が堅牢そうであるが、どちらも05,C5,C6が見られることが多い。

これらが出ても即故障とはならないが、念のため交換している。

WD20EARSで問題なのは、2年以内に不良が出ること。

ハードディスクの寿命は、おおよそ5年程度と言われる(当然、5年で大半が壊れるということではない)。

となると、2009年製造のものは、2014年が寿命。

よって、最近不良が出たものは仕方がないが、かなり以前からWD20EARSのエラーには遭遇している。

WD20EARSは当時安く、使用数が多いためにそう感じるのかもしれないが。

当時の2TBとして、個人的にはSeagateを使用しているが、これは今も全く問題がない。

JPとしては日立(HITACHI)をおススメしたいが…上述したようにWDの子会社…

HGSTにも05に何かしら発生している。

HDS722020ALA330(HGST)
HDS722020ALA330(HGST)

なお、私の最低評価のハードディスクは、もちろんSAMSUNG

SAMSUNG

安価なパソコンや外付HDDにも採用されていたが…WDを越える悲惨さだ。

これは、広くハードディスクを扱う者にとっては、共通の認識であろう?

それも数年で変わってしまうかもしれない、それがハードディスクの世界。

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