2月23日午後3時10分ごろ、離陸のため誘導路を走行していた新千歳発福岡行きの日本航空3512便(ボーイング737-800型機)の右エンジンから煙が出た。
煙が機内に入り込んだため、乗客159人と乗員6人の計165人がシューターで緊急脱出し、機外に避難した。
千歳市消防本部によると、脱出の際に腰を打つなどして、67~74歳の女性3人が腰などに痛みを訴えたほか、22歳の男性が体調不良を訴え、市内の病院に搬送された。
国土交通省は重大インシデントと判断し、運輸安全委員会は事故調査官4人を現地に派遣することを決めた。
道警によると、同便は右エンジンに雪が入って停止し、操縦士が再点火すると爆発音がしたという。
日本航空によると、同便の定刻は午後2時20分だったが14分遅れて出発。
地上を走行中、降雪が強くなったため、駐機場に戻ろうとしたところ、客室に煙が流れ、異臭がしたという。
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