香港航空の欠航で中国人200人足止め、一時騒然 – 新千歳空港

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新千歳空港_国際線ターミナル

新千歳空港で3日、機体故障のため欠航した香港航空の乗客約200人が一夜を明かしていたことが4日、同社などへの取材で分かった。
中国の大型連休に当たる国慶節期間中だったため、中国からの観光客が多く、同社は宿泊施設や代替便を用意できなかった。
すでに空港の制限区域内に入っていた乗客は手製の横断幕を掲げるなどして抗議。
警察官が出動し、空港内は一時騒然とした。

同社などによると、新千歳発香港行きの香港航空693便は3日午後4時50分出発予定だったが、折り返しとなる機体が約1時間前に到着した際、油圧系統に油漏れが見つかり、欠航が決まった。
乗客257人のうち、十数人は自力で宿泊施設を見つけたという。

制限区域内に食事を持ち込むのは時間がかかるため、同社は区域外に出るよう要請したが、乗客の大半は「ホテルが決まらなければ出ない」などと反発。
宿泊施設の準備ができなかったことを伝えられると、数十人の乗客が「水と食料と薬をよこせ 私たちの命を救え」と訴える横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げたという。

693便は5日午前9時ごろに出発する見通し。

一部乗客は4日、別の便で帰国したが、150人以上の乗客が日本国内に残っており、4日夜は同社提供の施設に宿泊した。
香港メディアはこのトラブルを大きく報じ、「乗客が『機内預け荷物に薬が入っているので取り出したい』と訴えても拒否された」などと批判している。

香港航空は海南航空グループの航空会社。
日本には鹿児島、那覇に乗り入れており、新千歳には昨年12月から週5往復の定期便を運航している。

関連:新千歳空港:中国人200人足止め – 代替便なく、一時騒然 (毎日新聞)

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