数分毎に定期的にログを取得するようなプログラムを書き、DBに格納し始める。
だが、ログが膨大になったのでスリム化したい。
数分毎なので1日に多数のレコードがあるが、内容(atai)を調べると、その中の1つだけで事足りる場合。
[test_db_001]
id,date,time,atai
1,2015-01-01,00:10:00,10
2,2015-01-01,00:20:00,10
3,2015-01-01,00:30:00,10
4,2015-01-02,00:10:00,20
5,2015-01-02,00:20:00,20
6,2015-01-02,00:30:00,20
「その中の1つだけで事足りる」というのは、値は常に変化するが、その動きが小さいため、どれか1つのレコードを抜き出しても問題ないような種のデータである。
まずは年月日(date)でSELECTして抽出する。
SELECT * FROM `test_db_001` GROUP BY `date` ORDER BY `id` ASC ;
# 但しこの文でSELECTできるのは、dateが2015-01-01であればid(1,2,3)のどれであるかは不明なので、明確にするならそれに適したSELECT文を書くこと。
結果、id(1,4)が選択される。
[test_db_001]
id,date,time,atai
1,2015-01-01,00:10:00,10
4,2015-01-02,00:10:00,20
この状態でexportし、別名(test_db_002)でimportする(copyでも可)。
しかし、これではidに隙間が生じており、使いにくい。
システムがidに依存しない場合、これを詰めてしまおう。
SET @i := 0 ;
←必須
UPDATE `test_db_002` SET id = (@i := @i +1) ;
これで、以下のようにidを詰める(連番の振り直し)ことができる。
[test_db_002]
id,date,time,atai
1,2015-01-01,00:10:00,10
2,2015-01-02,00:10:00,20
ここでAUTO_INCREMENTを変えることを忘れないように。
この場合では、最終のidが2なので、次のid(AUTO_INCREMENT)は3になる。
若しくは、次の値を調べなくても、
ALTER TABLE `テーブル名` AUTO_INCREMENT = 1 ;
で良い。
AUTO_INCREMENTに最小の「1」を指定してあるが、実行時点で最大idが4の場合、最小(1)を指定することで、自動的に5が設定される(エラーにもならない)ので、この方が楽。
つまり、下記をセットで実行すればよい。
SET @i := 0 ;
UPDATE `テーブル名` SET `id` = (@i := @i + 1) ;
ALTER TABLE `テーブル名` AUTO_INCREMENT = 1 ;
そして、test_db_002をtest_db_001にリネームして終了。
phpMyAdminが使える環境であれば、簡単な操作で実行可能だ。
exportもimportも画面上部から可能であり、SQL文(UPDATE…)の実行も、画面上部にある「SQL」で可能。
AUTO_INCREMENTとリネームは、画面上部の「操作」にある。
上述したように、格納済の最大idが4の時に、この画面で1を入れて実行すると、自動的に5が設定される。
なお、テーブル自体を空にする(TRUNCATE TABLE)と、連動してAUTO_INCREMENTが1に設定される(別操作は不要)。
元の(膨大な)ログが必要であれば、リネームするかexportするなどして保存しておくこと。