前回の新旧α5台による十五夜(中秋の名月)≒超月(スーパームーン)の撮影と比較で最も優秀であったα77II(ILCA-77M2)に、別のレンズを装着して試す。
撮影日は、前回と同じ2014年9月8日である。
<使用カメラ>
・ソニー α77II(ILCA-77M2) 発売日:2014年6月6日
α77II(ILCA-77M2)
今年の6月に発売された、最新の中級機。
79点位相差AFセンサー、最高約12コマ/秒のAF追随高速連写。
APS-Cサイズ、CMOS、2400万画素。
前回は5種類のカメラで撮影したが、今回はカメラをα77IIに固定し、レンズのみを交換する。
<使用レンズ>
・ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM (SAL70300G)
ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM (SAL70300G)
Gレンズとしては安価な部類。
SSM(超音波モーター)なのでAFが静か。
760gあるが、それほど重さは感じない。
・シグマ 55-200mm F4-5.6 DC
シグマ 55-200mm F4-5.6 DC
デジタル一眼が流行り出した頃に登場したAPS-Cサイズ専用レンズ。
超音波モーターや手ブレ補正の類はない。
DCということでAPS-C専用なのだが、フルサイズでもケラれないという特長がある(α900時)。
後継の50-200mm F4-5.6 DC OS HSM、50-200mm F4-5.6 DC HSMがあったが、残念ながら製造停止になったようだ。
同じ焦点距離のソニー DT 55-200mm F4-5.6 SAM(SAL55200-2)はダブルレンズキットに付いており、使用者は多いだろう。
・トキナー 75-300mm F4.5-5.6
トキナー 75-300mm F4.5-5.6
いわゆる「運動会用」レンズ?
70-300mm F4.5-5.6 G SSM(SAL70300G)があるのでほぼ出番ナシだが…
・ソニー Sonnar T* 135mm F1.8(SAL135F18Z)
ソニー Sonnar T* 135mm F1.8
フルサイズ対応のF1.8大口径のカール・ツァイスレンズ。
ソニーのAマウントに対応し、AF可能。
重量約1kgの重量級レンズであり、レンズの塊といえよう。
フルサイズでレンズの性能を最大限に発揮しようとα900に装着すると、合計約2kgwwwww
<撮影条件>
・マニュアル(Mモード)
・絞り:F8
・シャッタースピード:1/640
・ISO感度:200固定
・ホワイトバランス:オート
・測光:多分割
・フォーカス:オートフォーカス
・純正のレリーズ(RM-S1AM)を使用。
・JPEG撮影、最大サイズ、最大品質。
・三脚使用
・ボディー内手ブレ補正ON。
<PC上での処理>
イメージセンサーのサイズや画素数が異なるので、画面上での大きさも異なる。
月以外の部分をカット(Crop)して、原寸で掲載する。
それ以外は文字入れを除き、加工していない。
以下に撮影画像を並べる。
<70-300mm F4.5-5.6 G SSM (SAL70300G)>
写真評:
望遠端300mmなので、APS-Cでは450mmとなる。
Gの名に恥じず、比較した中では最も優秀な写りではないだろうか。
撮影評:
フードを付けると、極端に長くなるので取り回しに注意。
<シグマ 55-200mm F4-5.6 DC>
写真評:
望遠端200mmなので、APS-Cでは300mmとなる。
シャープさに欠けるが、コンパクトなレンズサイズにしてはよく撮れている。
撮影評:
非常に軽いレンズなのでお手軽望遠に適し、使用頻度は高い(後継の50-200mm F4-5.6 DC OS HSMを持っているにもかかわらず)。
<トキナー 75-300mm F4.5-5.6>
写真評:
望遠端300mmなので、APS-Cでは450mmとなり、70-300mm F4.5-5.6 G SSMと同じ。
運動会レンズだし問題外かと思いきや、意外と健闘?
しかし、70-300mm F4.5-5.6 G SSMには劣るか。
撮影評:
最近の安価な運動会レンズに比べると、金属ボディーで格段に重いのが難点。
静物相手では問題ないが、AFが遅いので動体に対しては厳しいだろう。
<ソニー Sonnar T* 135mm F1.8>
写真評:
フルサイズで135mmなので、APS-Cでは202mmになる。
月相手では望遠が足りず、得られる絵は小さい。
小さいながらも、Sonnarの強力なシャープネスが分かるような分からないようなwwwww
撮影評:
重いwwwww
135mmという焦点距離は、室内は寄りすぎ、屋外は遠すぎという、使いどころが難しい。
F1.8でも撮ってみたがさすがにアマいので、月相手では明るいという強みを発揮できなかった。
<今回の評価>
撮影画像:
ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM(SAL70300G)>>トキナー 75-300mm F4.5-5.6>シグマ 55-200mm F4-5.6 DC>ソニー Sonnar T* 135mm F1.8(SAL135F18Z)
焦点距離が異なるので比較が難しいが、70-300mm F4.5-5.6 G SSMが優秀だろうね。
ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSMとトキナー 75-300mm F4.5-5.6は、望遠端はともに同じ。
両者の画像を比較すると、ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSMの解像が高いのが分かる。
ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM と トキナー 75-300mm F4.5-5.6
月の見かけ上の回転に注意
ソニー Sonnar T* 135mm F1.8は、やはり焦点距離が足りず、得られる画像は小さい。
撮影のし易さ:
シグマ 55-200mm F4-5.6 DC>>トキナー 75-300mm F4.5-5.6>ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM(SAL70300G)>>ソニー Sonnar T* 135mm F1.8 (SAL135F18Z)
シグマ 55-200mm F4-5.6 DCの小ささ、軽さが光る。
ソニー Sonnar T* 135mm F1.8は、やはり重い。
望遠端の焦点距離も試した中では最も短いので、今回は用途が違ったということだ。
<補記>
Aマウント用のレンズはソニー DT 55-200mm F4-5.6 SAM(SAL55200-2)など、他にも多々所有しているのだがね…
ソニー 70-300mm F4.5-5.6 G SSM (SAL70300G)は2012年5月の金環日食時にも活躍している。
SSM(超音波モーター)搭載でフォーカスが静かであり、筒が回転しないので、太陽や月を撮るには向いているかもね。
まだ望遠レンズを持っていない人にオススメします。
Gレンズとして安価ですし。
さて、次回はコンデジ(レンズ交換不可機)が登場。
もちろん、あのデジカメも登場しますよ!
何時(イツ)の掲載になるかは不明ですがwwwwwwwwww
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