本体サイトのサイト名は「ハードディスクメンテナンス」であり、ハードディスクに関するコンテンツが主体であった。
その後、紆余曲折を経て、パソコン関係がメインであるが、特に主体はなくなった。
しかし、ハードディスクを扱う機会は多く、仕事場にも自宅にも大量のハードディスクがある。
ハードディスクは消耗品であり、故障する。
最近では、数年前に流行したWD20EARS(2TB,SATA300,CaviarGreen)の故障が多い。
まぁ、故障が多いと言っても、WD20EARSは(当時安価であり)相当数が売れ、数が多いため。
故障率が高いかどうかは、使用されている数も考慮しなければならない。
(市中での使用数が1台でその1台が故障すれば、故障率100%?となってしまう)
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過去の故障例では、S.M.A.R.T.では05、C5、C6あたりを出して不良になるものが多い。
05(代替処理済のセクタ数)に不良が発生したもの
05(代替処理済のセクタ数)とC6(回復不可能セクタ数)に不良が発生したもの
05:代替処理済のセクタ数
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数
これらが生じても、即使用不可にはならないし「故障ではない」と見るヒトもいるが、
私は危険の兆候と判断し、これらが出たハードディスクは、速やかに交換している。
ハードディスクの危険なところは、S.M.A.R.Tでは問題なくても、即死すること。
カコン、カコン、という異音を出して、逝くことが多い。
人間に例えると、健康診断では問題ないが、交通事故で即死か?
この場合、中のデータは失われる。
故障の内容により、データ復旧も可能だろうが、個人レベルでは困難であり、業者に依頼することになる。
昔に比べると復旧業者が格段に増え、価格競争により復旧費用は大きく下がったものの、個人ではまだ高価。
データの価値は判断する人により異なるが、データを諦めざることも多い。
そのため、ミラーリング(RAID1)とバックアップは必須である。
もちろん、データを失ってからでは遅いので、快調なうちに環境を整えておくこと。
業者に払う復旧費用を考えれば、それらの費用(ハードディスクやNAS等のハードウェアの費用)等、微々たるものである。
昔は、チップが焦げる、基板が火を噴く等の故障も見てきたが(笑)、最近は遭遇しない。
昔、リードオンリーのハードディスクというのにも出会ったことがある。
データは読めるが、消去や書き込みが一切できないというもの(笑)
CD-ROMのROMとは、Read Only Memoryの頭文字だが、読み(Read)だけなので、それと同等。
Read Only HardDisk、ROHDとでも呼ぼうか(笑)
で、最近、不思議な故障に遭遇。
某所で使用されていたハードディスクであるが、SATA接続の250GBで、新しくはないが、まだ現役で使われているだろうスペック。
S.M.A.R.T.では、何の問題もない。
S.M.A.R.T.では異常なし
これが、不思議な振舞を見せる。
領域(Partition)確保可能、フォーマットも可能。
で、データを書き込めるように見えるが、サイズが0バイト(笑)
CrystalDiskMarkの測定対象にすると、そのドライブのルートに
CrystalDiskMarkxxxxxというフォルダが作られ、その中にCrystalDiskMarkxxxxx.tmpというファイルが生成されるが、
フォルダは生成されるが、その中のCrystalDiskMarkxxxxx.tmpのサイズが0バイト。
CrystalDiskMarkは「Preparing…」となっていて、止まっているように見える。
しつこく待つと、Preparing…の状態でありつつCrystalDiskMarkxxxxx.tmpの容量が確保されるが、その状態で停止。
Preparing…
再度フォーマットしたり、OSの異なる他の端末に取り付けても同じ。
超超超超超低速のハードディスク?
基板交換で直るかもしれないが、数テラが普通の中、250GBの使用用途はない。
重要なデータもなかったようなので、廃棄する予定。
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