神戸空港(UKB)が2月16日、開港10年を迎える。
昨年1月、同社は経営破綻を招き、経営陣が総入れ替えに。
全日空の支援を受け、羽田便などのドル箱路線に便を集中させて経営を立て直した。
新たに就任した市江正彦社長は「神戸の航空会社になりたい」と明言。
昨夏には神戸商工会議所に入会した。
2010年度に経営難で日本航空が撤退した際、神戸空港の利用者は過去最低を記録。
スカイマークが増便して穴埋めしたが、以来「神戸空港の経営はスカイマーク次第」(神戸財界幹部)だ。
市江社長は「次はぜひ国際線を」と期待するが、神戸は当初から国内線専用。
発着数は1日30往復まで、運用時間は午前7時~午後10時と国が規制している。
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16日で開港10年を迎える神戸空港。
開港以来、ライバル新幹線に苦戦を強いられている。
兵庫を含む大阪圏-東京圏のシェアは開港当初、新幹線と航空機は80対20だったが、のぞみの大増発など新幹線の攻勢で次第に後退。
2011~13年度は85対15に低下し、15年度も劣勢は変わらなさそうだ。
JR東海は将来、リニア中央新幹線が品川-大阪で開通すれば「100対0も可能」と描いており、予測通りなら神戸空港は危機的な状況に直面する。
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