USBメモリーやSDカードをよく使うが、データを取り込むためにはパソコンに接続する必要がある。
普段はデスクトップPCを使うことが多いのだが、USBポートは前面と背面にある。
前面はマザーボード上のピンから延長して後付けしたものだが、2ポートしかなく、何かしらで埋まっている。
また、机周辺の構成上、デスクトップPCのほぼ真横に座る状態になっているので、前面と背面も挿しにくいのだ。
背面が挿しにくいのは、立ち上がってウラに回る必要があるのでもちろんだが、前面は後ろにノケゾル必要があり、これも挿しにくい。
というコトで、背面の余っているUSB3.0を使い、挿し易いPC側面で使うべく、USB3.0のハブを入手した次第である。
入手したのは、InateckのUSB3.0高速ハブ(4ポート,BC1.2対応,HB4011)というシナモノ。
Inateck(イナテック)は、最近、アマゾンやネットでよく目にする会社である。
ドイツ(Germany)の会社で、Bluetoothデバイス(スピーカーなど)やPCなどのケース(筐体ではなく保護ケース)、HDDのステーション(立挿)、HDDケース、そして今回のUSBハブなどを出しているようだ。
USB3.0を選択するのは、今回の用途では常識である。
撮影や録画データは肥大化しているので、USB2.0では転送に時間がかかってしまうからね。
パッケージは以下で、非常にシンプル。
箱を開けると、以下のような感じ。
内容物は、以下。
本体と説明書、マイクロUSBケーブル。
説明書は日本語に対応している(英語,ドイツ語,日本語)。
マイクロUSBケーブルは単なるオマケではない(後述)。
ケーブル止めがinateckロゴ入りの質の高いもの(ナイロンケーブルタイ)になっている。
ポート数は4で、上面に3つ、手前に1つ。
ポート間には1.6cmの余裕があるので、抜き差しは楽だろう。
PCとの接続はカンタン。
デスクトップPC背面のUSB3.0のポートに挿すだけ。
PCの背面はケーブルが大量に出ておりゴチャゴチャしているが、一度挿してしまえば以後はアクセスする必要はない。
PC本体のポートを1つ使用するので、結果として3つ増えることになるね(4-1=3)。
ケーブルは約30cmあるので、パソコンの背面から側面に持ってくるのには充分な長さである。
これを、パソコンのモニターの左下のアクセスしやすいところに設置すれば、楽にUSBメモリーを挿すことができる。
抜き差しの頻度は高いので、毎回イライラしていたのが解消されて、精神的にもよい。
さて、付属しているマイクロUSBケーブルであるが、これは何のためのモノなのか?
本体の根元側にマイクロUSB端子があり、そこに挿すようになっている。
何の意味が?と思ってしまうが、コレ、実は給電用のモノなのね。
USBハブにはバスパワーとセルフパワーがあり、前者は別途電源給電ナシ、後者は別途電源給電アリ。
マウスやキーボード、USBメモリー程度であれば別途電源給電は必要ないが、ハードディスクくらいになってくると、別途電源給電をしないと、安定して動かなくなってしまう。
HB4011にあるマイクロUSB端子に細側を挿し、太側をスマホやタブレットの充電器に挿せば、HB4011に給電できるというワケ。
今はUSBメモリー程度しか挿さなくても、後々ハードディスクを挿すこともあるだろうからね、最初からセルフパワー品にしておけば、後で困ることはない。
セルフパワーのUSBハブは他にもあるが、デカいACアダプターが付いていたりして面倒。
HB4011なら汎用のマイクロUSBケーブルを使うので邪魔にならないし、給電が必要ないのならマイクロUSBケーブルを他でのスマホ充電用に使ってもよい。
USB4.0?がイツ出てくるかは分からないが、長く使えるだろうね。
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