10月2日午前11時40分頃、大阪(伊丹)空港のB滑走路で、新千歳行きの全日空773便(エアバスA320-200型機、乗員乗客155人)が離陸のため滑走中、機長がエンジンの異音に気付き、離陸を取りやめた。
滑走路上で約500メートルにわたり最大10センチの金属片が複数見つかり、2本ある滑走路のうちB滑走路を約2時間20分閉鎖した。
この影響で計9便が欠航した。
国土交通省大阪空港事務所によると、右翼のエンジン内にあるタービンブレード(羽根)が破損していたといい、全日空で原因を調べている。
関連:伊丹離陸時に異音、金属片発見 – 滑走路一時閉鎖 (読売)
問題のANA773便は別の機体で4時間15分後の15時30分に新千歳に向け離陸。
伊丹空港には滑走路が2本あるので、もう片方で運用できた。
当然1本では足りないので、影響が出た。
JALでは、
JAL118(伊丹→羽田)を含め計9便が欠航、JAL115便(羽田→伊丹)は関西国際空港に到着地変更となった。
天候が原因ではないので、補償が効くだろう。
この日、FLY to 2020 特別塗装機の伊丹便もあったが、影響はなかった。