Googleが防災マップを公開したね。
関連:Google 防災マップ
防災週間の開始(8/30~)に合わせた公開と思われる。
防災週間:2014年8月30日(土)~9月5日(金)
Google 防災マップにアクセスすると、東京都の災害時活動困難度を考慮した総合危険度が表示される。
災害時活動困難度を考慮した総合危険度
これは、既に東京都が公開しているので、特に目新しいものではない。
関連:地震に関する地域危険度測定調査(第7回)(平成25年9月公表)
地震が発生すると、建物は倒壊し、火災が発生する。
これらを個別に評価したのが「建物倒壊危険度」、「火災危険度」であり、それらを総合して「総合危険度」を示している。
関連:地域危険度とは
墨田区や荒川区、足立区などには、古い建物が密集しているエリアがある。
建物が古いため倒壊しやすく、また、道路が狭いために火災の延焼が避けられない。
そのため、総合危険度の高い地域が多い。
総合危険度上位100町丁目 – 地震に関する地域危険度測定調査(第7回)(平成25年9月公表)
総合危険度1位の荒川区町屋4丁目付近
関連:地震に関する地域危険度測定調査(第7回)による総合危険度上位100町丁目
Googleの防災マップでは、総合危険度で表示されているが、レイヤーを選択することで、建物倒壊危険度と火災危険度を個別に表示することができる。
加えて、避難場所、地区内残留地区も見ることが可能。
避難場所
火災旋風が発生し、大量の死者を出したあの場所も、避難場所となっている…
横網町公園(本所被服廠跡)
地区内残留地区
「地区内残留地区」とは「Stayed-In Area」、つまり、「その場に留まるべきエリア」のこと。
不燃化が進んいるため、火災が発生しても大規模な延焼火災の恐れがなく、避難を要しない区域のことである。
但し、上記の情報は、東京都内のみに限られる。
公衆電話・特設公衆電話情報は、東日本のみ。
公衆電話・特設公衆電話情報
避難所情報は全国に対応している。
避難所情報
この避難所情報であるが、細かく見ていくと地図上で異なった場所を指していることが多いので注意が必要。
「●●小学校グランド」とありながら個人宅を指していたり、「●●館」とありながら駅舎を指していたりする。
災害時に個人宅に避難されても困るがwwwwwwwwww
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都内に関して、付け加えるべきことがある。
例えば江東区は、建物倒壊危険度が低く、火災危険度も低いため、総合危険度が低い。
また、地区内残留地区でもあるため、地震の際に非難する必要がないように思われるが、津波発生時は、沿岸部は非常に危険であることを忘れてはならない。
また、埋立地は、液状化現象で建物が傾く可能性があることも、あわせておぼえておきたい。
都内、特に23区内であれば、皇居が一番安(以下略)
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