■何のためにアクセス解析をするのか?
過去を元に現在を把握し未来を変えていく。
①目標設定の明確にする
②施策効果を検証する
何をすべきかをブレイクダウンしていく。
■用語
・ROAS(Return On Advertising Spend)
ROASは「投資した広告費用の回収率(何倍になって返ってきているか)」のことで、広告掲載料1円あたりの売上額を示す。
この数値が高いほど、費用対効果が高く効率的に広告が運用できていることになる。
ROAS=売上÷コスト×100(%)
たとえば、売上が50万円で広告費用が10万円かかった場合のROASは
「50万円÷10万円×100=500%」となり、広告掲載料1円あたり5円の売上。
・CV(Conversion)
ユーザーにより購入・会員登録・資料請求等、サイト毎に目標とされる成果が達成されたこと。
・CVR(Conversion Rate)
コンバージョン率。
広告がユーザーにクリックされた回数のうち、それがサイトの目標とされる購入や会員登録などの成果(Conversion)に結びついた割合。
・CTR(Click Through Rate)
クリック率
・CPC(Cost Per Click)
クリック単価。
リスティング広告や一部のバナー広告等、ユーザーのクリック毎に広告費が発生するクリック課金型のネット広告に於いて、
クリック1回あたりにかかるコスト。
・LP(Landing Page)
インターネット広告や、検索エンジンの検索結果からのリンク先となるウェブページ。
広告を見る人にとっては、広告(又は検索結果)をクリックすると最初に表示されるページ。
必ずしも自社サイトのトップページである必要はない。
各種インターネット広告や、検索キーワードなど、サイトへの入り口が異なれば、
サイトを訪れる人の動機や目的も異なる事が多い。
それぞれの動機や目的に合致したランディングページを用意することで、
サイトからの離脱率を抑え、コンバージョン率を高める手法をLPO(Landing PageOptimization)と呼ぶ。
・LPO(Landing PageOptimization)
ランディングページ最適化。
・KPI(Key Performance Indicator)
重要業績評価指標。
目標の達成度合いを計る定量的な指標のこと。
目標に向かって日々業務を進めていくにあたり、「何を持って進捗とするのか」を定義するために設定される尺度。
・KGI(Key Goal Indicator)
重要目標達成指標。
組織やプロジェクトが達成すべき目標を定量的な指標で表したもの。
抽象的な理念や目的のようなものではなく「いつ、どの指標がどのレベルに到達したら目標達成とみなすのか」を定義したもの。
・PDCA(Plan→Do→Check→Act)
計画→実施・実行→点検・評価→処置・改善
■コンバージョン率を高める
ブランド品等は、認知率や購入意向が低ければ、CVRを高めることはできない。
ターゲット設定→プロセス細分化→仮説
集客→流入→回遊→意向
俯瞰し、それを区画に分けて把握する。
課題→分析→施策A・施策B→ABテスト→検証→施策C→分析→…
AB選択後にCを求めていくこと。
■GoogleAnalyticsの進化
GoogleAnalytics:誰が何処から来て何を見てどうCVしたか。
CVRが低い順でソートして加重ソート←どこを直せばいいか=最もインパクトのあるもの
①Googleタグマネージャーでのイベントトラッキング自動機能
②ユニバーサルアナリティクスへのアップデート予定
(電話番号等のオフラインデータ、同一人物のPC、スマホ利用が別人と認識されていたのを同一として扱うことが可能に)
③ABCレポートの実装
④ユニファイドセグメント
⑤オーディエンスレポート
■ヒートマップ
ヒートマップは、マウスの動きを記録し作成されている。
カーソルが長くとどまっている箇所を読まれていると仮定。
利用者の声が読まれることが多い
クロスセル:お客様はこれも買っています
■ボタンは重要
ボタン=クロージング
いつ、どうやって伝えるかが重要
サイト最上部への設置は、購入意欲がかなり高くないとクリックされない。
最下部は人がいないが、スマホ時は有効
言い回し一つで大きく変わる
無料版を申込む→○○を試してみる
「申込む」はハードルをかなり高めてしまう→クリック率低下
Hover Conversion
Hesitation(ためらい)
ハードルを下げる、視点を変える等の工夫
■フォームの最適化
フォームページに他のリンクがあると、値段の確認等の意思により、そこから去ってしまう。
余分なリンクを消す(ヘッダ、フッタ共に)
入力の最初をラジオボタンとする
■AnalyticsでのABテスト
AnalyticsでのABテストはウェブテストという名称で「標準レポート」→「コンテンツ」→「ウェブテスト」にあります。
多腕バンディットテスト(multi-armed bandit)
Googleアナリティクスウェブテストの基盤を成す統計手法について説明します。
Googleアナリティクスでは、ウェブテストの手法として多腕バンディット方式を採用しています。
多腕バンディットテストには、次のような特徴があります。
最も利益の大きい選択肢の特定を目標とする
ランダム分布がテストの進行とともに更新される
■ヒートマップ解析ツールの弱点
数値系解析ツールは利用者の解析力が必要、アイトラッキングテストは高額、
ということで注目されるヒートマップ解析ツールであるが、
カーソルの動きをアイトラッキングとしているが、必ずしも一致しない。
スマホの場合、カーソルがないのでPCブラウザのような解析ができない。
また、スクロールが速すぎることがあり、これは「明らかに読まれていない」ことを示すと理解する必要がある。